2月 28 2012

韓国出張その2

Published by at 6:13:59 under 未分類

(韓国出張にあたっては、パソコンを持っていかずにiPadのみだったので、前回の記事では長文を打ち込むことができませんでした。やっぱりキーボードは偉大です。)

さて、慶北大学(Kyungpook National University)での手術見学の感想はamazing!といえましょう。2つの手術室で、1日6件の直腸の手術をやっていました。一部屋はロボット手術、一部屋は通常の腹腔鏡手術です。
ロボット手術は2件がISR(intersphincteric resection)で、1件がLAR(low anterior resection)+側方廓清+傍大動脈リンパ節廓清でした。

手術のcoreの部分は2時間くらいでした。術者の操作ももちろん早い(迷いなく進めていく感じ)のですが、看護師の手際の良さが抜群で、それなしには手術はよどみなく進まないと思いました。何しろ、術者がほとんど何も言わなくても適切な道具が出てくるし、術者が自分の鉗子を置いて助手の鉗子の位置を調整している間には、自動的に清潔看護師が術者の鉗子をそのままの位置で把持しているのです。また、例えば肛門操作が終了して術者が一歩下がっただけで不潔看護師が術者の術衣を自動的に脱がせる、といったあんばいです。

私たちは教授にくっついて動いていたので、ロボットの手術がだいたい完了したら、隣室の腹腔鏡手術の部屋に移って、吻合、吻合が終わったらあとはまたfellowの先生たちに任せて、といった感じでした。それでちょっと早めの昼食を食べてまた手術室に戻ると、fellowの先生たちが次の症例をセッティングしてくれていて即、ロボットのドッキング、、、といった流れで手術が行われていきました。とても効率の良い感じでよどみなく進んでいきました。

でも、ロボット3例目の最後のほうでは清潔の看護師さんがかなり疲れている感じで腰が痛そうでした。術者の鉗子を横から手を伸ばして支えるのには不自然な姿勢になりますから。

特筆すべきは韓国には兵役があり、医師も兵役につかなければならないということです。3年あまりの兵役を終えて戻ってきたというfellowの先生がいました。また、教授自身も若いころには兵役に行ったそうです。教授は幸い医官だったようで、論文で腹腔鏡の手術を持てやってみたいと思い、道具を病院に買ってもらって1993年に初めて腹腔鏡の手術をしたそうです。でも、みんながみんな医官になるわけではないようで、くだんのfellowの先生はsoldierだったとうかがいました。勉強したりトレーニングしたりしなければならない時期に3年も仕事を中断するというのは大変だと思いました。

また、女性のドクターが何人もいました。韓国でも女性医師は増えており、話を聞いた限りでは半分くらいになっているとか。6か月のbabyがいると話していた先生は、子どもは母親に見てもらっていると話していました。母親は自分に「もっと早く帰ってきてほしい」と思ってるみたいだけど、と笑っていましたが、保育園などがどうなっているのか、当直などはどうしているのかなどについては、私のつたない英語ではなかなか詳細は聞くことができませんでした。残念です。

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