5月 25 2011

人間ドック体験記

Published by at 22:21:17 under 乳癌検診,医者の生活

市内のクリニックに人間ドックに行ってきました。とはいえ、勤務先(京都大学)の健康保険組合からの案内があったもので、正確には生活習慣病健診です。

項目は

身長、体重、腹囲
尿検査、便潜血
内科診察、視力、聴力
採血
胸部レントゲン
胃透視
子宮癌検診
乳房エコー

です。このうち乳房エコーは完全にオプションで別料金を支払ってつけてもらったものです。
体重がほぼ第一子出産前の体重に戻っていたことに気を良くし、それ以外の項目もサクサクとスムーズに進行していったので思いのほかあっさりと終了しました。

一番大変だったのは胃透視です。
ブスコパンの筋注はやはり口渇と眼の焦点が合わない感じになりました。バリウムの入った紙コップはずっしりと重く、飲んでくださいと言われて口に含んでもあのネットリ感はやはり飲みにくいものです。もちろん学生の頃や研修医の頃に試しに飲んだことはありますが、紙コップいっぱい飲んだのは今回が初めてでした。また、透視を自分がすることはあっても自分が透視台に乗ったのもはじめてで、台が倒れたり起き上がったりするのはやはり気分のいいものではなく、右を向いて、左を向いて、腰を上げて、という技師さんの指示にスムーズに従うのは結構大変でした。元気な私でも結構大変なので、点滴やチューブのついた患者さんや、体調が悪い患者さん、高齢の方などはもっと大変だろうなあと思い至りました。

乳房エコーについては、かなり丁寧に見てもらえたように思いました。30代の乳癌検診としてどんな検査項目が適しているのか(マンモグラフィがいいか、超音波がいいか)については私の知る限り、まだエビデンスがあるものはありません。少なくともマンモグラフィだと高濃度乳腺であることが多いので、偽陰性(仮に癌があっても見えないこと)が結構あるのではないかという印象を持っています。
増加しつつある30代後半の乳癌に対してどういう戦略で検診をするのかはこれからの大きな課題でしょう。現時点では京都市の住民検診のようにエコーで対応することが多いようです。

今回の人間ドックは検査項目としてはそう多くありませんが、年齢を考えるとまあ妥当かなとも思います。とくに症状もないですし。
ただ医者の仕事をしていると、概して無症状のうちに発見されたほうが予後が良いのは間違いないと思うので、これからは健診を定期的に受けていこうと思います。子どもたちが無事に成人するのを見届けなければなりませんし、、、、まだまだ自分でもやりたいことがありますので。

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