11月 20 2010

メディカルカフェ@町家 開催

Published by at 23:04:24 under 会の活動

本日、メディカルカフェ@町家を開催しました。当法人より5名、一般参加者12名の計17名が参加しました。

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町家で細長いので人数的にはこれでいっぱいいっぱいのところかな、と思いました。もっとコアな話をしようと思ったらもう少し少人数のほうがいいのかもしれません。

今回のイベントは「左京区 大学地域の相互交流促進事業」の支援対象事業に採択されたものであり、「お医者さんと話す会」による健康力向上プロジェクトの一環です。

実のところ、テーマが「医師不足は本当か~日本でいちばん医師の多い京都の現実~勤務医の労働環境と女性医師」というちょっと堅めなものだったので、参加者が集まらないのではないかと危惧されていました。掲載しても反応が薄いだろうし、区民との対話の意味がないからと左京ボイスでも掲載をお断りされたのをあえてお願いして載せてもらいました。

京都新聞で取り上げていただいたこともあり、申し込みや問い合わせは結構順調で事前申込の段階では満席になっていました(直前に都合で来られなくなった方が数名おられましたが)。

最初に少し私が医師不足の話と勤務医の仕事、女性医師の増加についてプレゼンテーションをして、ディスカッションにうつりました。

医師の勤務はやっぱり大変そうだという意見や、 どんな仕事でも忙しくて特に最近は景気も悪いのでどんな業種でも長時間勤務は当たり前かもしれない、 という医師側からの意見もありました。それでも、もう1時間か2時間早く家に帰って家族と過ごせるような生活のほうが人間的だろう、という話もしました。

知り合いの医師が過労死をされたという身近な体験をお持ちの参加者もおられました。

主治医制とチーム制の話では、別に主治医が時間外に見に来てくれなくて当直医であっても、ちゃんと状況を把握し得ていてくれているのなら別に構わないという意見が多かったです。主治医制にこだわるのは医師サイドの問題かもしれません。システムとしてシフト制で診ていると決めてしまえば意外と「そういうものか」と納得してもらえるのかもしれません。

代替医療によって医師の負担を軽減できるのではないかという一般参加者からの意見が出ましたが、これに関しては医師側の意見もわかれました。すなわち、積極的に試そうとしている という医師と、エビデンスのないものは一応科学者として否定せざるをえないという医師がいるということです。私は怪しい商売にはまっている患者さんを見る機会が多いため、どちらかといえば否定的です。

一般参加者の方の中には代替医療にかなり期待を持っている方もいて、それは医師の説明不足に対する不信感からきているようにも思いました。医療を離れた(もと)患者の行き場をどう提供するかは大事ですが、それはもう医師の仕事ではないと感じています。ただ、今の日本ではその受け皿がないのも事実です。その受け皿を代替医療(医療、と言えないようなものも含まれているかもしれませんが)に求めているのかもしれません。適切な受け皿を作ることで医師の負担は軽減できる可能性があり、そういう点で面白い意見を聞くことができたと思っています。

・・・・・・・さて、第2回のメディカルカフェを開催できるか否か。実に忙しいので無理かもしれませんが、可能なかぎり年度内にもう一度開催したいと考えています。

私はヘルスリテラシーの重要性をもっと主張したいと考えています。健康格差は世の中に歴然として存在します。経済や教育、情報へのアクセスなどによって健康に関する情報収集能力と健康になるための努力に差が出るのはいかんともしがたいのです。資本主義である以上経済力の差はどうしようもないので、教育や情報へのアクセスについて介入することにより健康力向上は可能ではないかと考えています。

すべての参加者の方々に同じくらいずつお話いただくというのはとても難しく、この種のイベントの進行の難しさを実感しました。ただ、一応目標にしていた「双方向コミュニケーション」は達成できたかなと思いますが、ご参加いただいた皆様はいかがお感じになりましたでしょうか。

参加者の皆様へ:こちらの手違いで、10月20日付の日付の領収書をお渡ししてしまった方がおられます。正しい領収書が必要な方はご連絡をお願い致します。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

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