11月 10 2010

消化器外科学会専門医試験受験記

Published by at 21:40:16 under 女性医師のキャリア,学会活動,消化管

8日、9日と東京の某ホテルで開催された消化器外科学会専門医試験を受験してきました。8日の試験はマークシートでしたがはっきり言ってまったく手応えがなく、特に画像の問題がほとんどわからなかったので落ちたと思っています。9日は口頭試問を受けてきました。全く何も答えられないということはありませんでしたが、ものすごくいい点をもらえたとも思えません。

画像の問題は内視鏡の問題が多いという印象を受けました。自分が普段から画像を見る機会が少ないことを実感しました。カンファランスに顔を出さないため、自分の担当する患者以外の画像を見ながらディスカッションする機会がほとんどないのです。

(病院にいる時間が限られているというのはこんなところにしわ寄せが来るのだと実感しました。何とかカンファランスにも出席したいものですが、夕方からなのでなかなか現実的には厳しいです。ちょうど子どもたちに夕食を食べさせなければならない時間にあたります。)

それでも試験勉強をして思ったことは、消化器って面白いってことと、だけど食道や肝臓・膵臓の手術にはなるべく関わりたくないってことでしょうか。 侵襲が大きくて合併症の確率が高く、術後管理もリスキーです(しかも何かあったら業務上過失致死で逮捕されたり、賠償請求されたりする時代にあっては医療が萎縮します)。しばらくは腸管を相手に仕事をしているだけで精一杯です。そもそも腸管は腸管で出血したりねじれたり腫瘍ができたり穴があいたりいろいろありますし。

来年も受験するとすれば、内視鏡の写真集とか消化器内科のテキストで勉強しようかなと思います。そのほうが効率よく点が取れそうな気がしました。

ところで専門医試験を受験するために仕事を休んだわけですが、総務掛に問い合わせたところ、医員は出張扱いにしてもらえないので年休を取らなければならないと言われました。出張費が出ないとか、受験料を出してもらえないというレベルではなく、ただでさえほとんどない年休を消費しなければならないという現実に愕然としました。

年休をとることにしたので試験の後は直帰せず、試験会場の近所にあった靖国神社に参拝し、遊就館を見学してきました。その後銀座で家族へのおみやげを購入して帰宅しました。 何しろここ1、2週間は子どもたちと遊んでやる余裕もなく、試験前日は夫がひとりで子どもたちを動物園に連れ出してくれて何とか勉強時間を確保したような有様でした。私が東京で試験を受けていた8日は夫が1日休暇を取り、子どもたちに食事を作って食べさせ、保育園に連れていき、掃除洗濯・食事の準備などの家事をし、子どもたちを迎えに行って風呂に入れて寝かしつけてくれていたのです。また、9日の朝もひとりで食事の用意をして食べさせて保育園に連れて行って急ぎ出勤(ただし少し遅刻)とたいへんだったようです(なにしろ1歳児と2歳児なもので、なかなか言うことを聞かないのです)。

試験が不出来では顔向けできないのですが、 仕方がありません。帰宅後は子どもたちの大好物のミネストローネを作って楽しく食べました。

No responses yet

Trackback URI | Comments RSS

コメントを残す