7月 30 2010

日本医学教育学会:発表

Published by at 23:24:35 under 学会活動,教育

本日、日本医学教育学会に参加してきました。

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もちろん、発表してきました。タイトルは「勤務継続のための女性医師支援から戦略的女性医師支援へ」です。

女性医師が仕事を続けられないなんてことは今の時代にはありません。 外来業務だけとか、パートタイマーとか、いろんな形で仕事を続けていくことはできます。

これからはいかに評価を受けていくかが重要です。他の演者が研修医のアンケートで男性より女性の方が自分自身の技術習得を低く評価しているという報告をしていました。私が3月に実施した京大病院全医師対象のアンケートで、男性医師の方が自分の労働量や技術に見合った報酬をもらっていないと報酬に対する執着が強い傾向が見られました。4月の外科学会でも、女性医師はたいてい夫が医師なので仕事が出来れば給料はなくても良いかもしれないなどととんでもない発言をしたフロアの発言者がいました。(夫の職業と自分の労働は全く独立したものであり、夫がいくら給料をもらっていようとも妻の報酬には関係ないはずです。自分の労働や技術料を安く買い叩かれて平気なのであろうか、プライドはないのであろうかと感じました。はっきりいっておこがましい話です。)
女性医師が自分を低く評価してしまうのは何か卑屈になってしまう原因があるに違いないのです。

女性医師が誇りを持って仕事を続けていくためにはそれなりの待遇が必要です。
もちろんそれは男性医師にも同様で、さらにいえばすべての労働者に共通することだと思います。

すべての発表が終わった後、演者どうし名刺交換したり写真をとったりしました。東京医科大学の先生が、私の視点は正しいと同意してくれたのがうれしかったです。先生は3年くらい前から同様のことを主張されていたそうなのですがだれもうけいれてくれなかったのに、今日の私の発表はフロアにも比較的受けが良かったのが感慨深いとおっしゃっていました。

何か協力して動けるといいのですが・・・

2 responses so far

コメント(2) “日本医学教育学会:発表”

  1. m-tomoon 13 8月 2010 at 1:58:52

    日本社会どこでも、職場での滞在時間(勤務時間)、上司からみた使いやすさ、付き合いの良さなど本来の仕事内容とは関係のないところでの暗黙の評価があり、それによって人事も変わったりすることがあるように思います。そういう面では家庭との両立をする女性は周りに理解されにくく、支援されにくく、自分では自分の仕事、立場に満足ができず、また自分への評価も低くなる面があると思います。こんな状況をどう打破するかですが、まずは自分の本当に行きたい方向を見極め、自分を不本意な方向に安売りや切り売りをしないことは重要だと思います。文章内の女医さんの発言のボランティアなど自分の専門領域で行うべきではありません。 
     実際いろいろな教授に言われます。君の所は旦那も医者だから収入にはこだわらないのだろう。または大学の規定ではバイトに行ってもいいけれど、旦那に収入があるのだからバイトに行かずに大学で仕事をしなさい。あるいは、君は家庭があって子供のことで急に休むことだってあるだろう、それは多めにみるから~(男性医師の嫌がる雑務)してくれる?と。
     周りがそう言って安く買おうとするのだから、こちらはやはり自分のいろいろな意味での売値は自分で決めておくことが大事ですよね。
     私は常勤の職場を辞める時、あるいは新たに勧誘されるとき9時5時でいいから、と言われますが、子供の下校時間に合わせて9時3時で、と、売ってみるとなかなか買手がつきません。(笑)

  2. adminon 16 8月 2010 at 21:46:42

    コメントありがとうございます。
    安売りはだめですよね。
    ある社会科学者の先生からサブの仕事でもいいじゃないかと言われたときがあるんですが、サブの仕事じゃ面白く無いです。サブの仕事でもいいと思えるようなら医者になっていないと思います。
    一方で、高く売れるように色々自分の「売り」を作っておこう、とも考えています。

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