5月 23 2010

ネガティブなことを教育する

Published by at 22:06:26 under 教育

教育とは明るい未来を期待させるものでなければならないと思っていました。

例えば子どもが将来に対して前向きに明るい希望を持てるように。

より好条件の職につくための教育(あるいは訓練?)もあるでしょう。

しかし、最近はネガティブなことを教える必要もあるかもしれない、と考えています。私は教育の専門家ではないので詳しい人がいれば教えて欲しいのですが、どこかの段階で世の中はなかなか厳しく、時として理不尽なことが沢山あるということ、自分が努力してもどうしようもないことが多々あるということを伝えなければならないと思うのです。もちろんその際にはかなり気を使わなければならないでしょうから、その方法論があれば知りたいと考えています。

例えば件の「女性医師問題」をはじめとする男女共同参画の在り方についてですが、私たちが受けてきた教育があまりに男女同じすぎたことが大きな問題ではないかと考えています。女性が男性並みに高等教育を受ける機会を得たことは喜ばしいことですが、就職して社会人になったあとの社会はあまりに性別分業が固定化しており、その時点で男女の差をいきなり感じることになります。

巣立っていく社会は男女共同参画などまったくお題目にしかなっていない世界であることを教えないのは「不親切ではないか」と感じます。女性も努力をすれば良い成績を上げることができ、資格も取れるかもしれないけれど、それらを社会で活用することが本当にできるのか、 その困難さを誰も教えてはくれません。

ネガティブなことをいかに教育するか、深い問題だと思いませんか。

ネガティブなことを伝えたあと、さらにそれをどう克服するかの戦略を一緒に考えていく、そういう教育が必要なのだと思います。正面から突破するのか、搦手から攻めるのか・・・生きていくための知恵を教えることは重要だと思います。

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