12月 19 2009

2008年医師・歯科医師・薬剤師調査

Published by at 23:03:16 under 医師不足

12月17日に公表された、厚生労働省の「2008年医師・歯科医師・薬剤師調査」で、産婦人科医が増加したことが明らかになりました。1998年以降減少し続けていたのが、10年ぶりに増加に転じました。

産婦人科医が増加した!というのは簡単ですが、せっかく増えたのですから産科のドクターたちが勤務を継続できるような環境を整備しなければなりません。今回ちょっと増えただけで、10年前から比較するとまだまだ少ないのですから。

外科医も1996年から2006年まで減少し続けていました。2008年からは区分が変わっているため単純比較はできないのですが、外科+乳腺外科+消化器外科で計算すると微増ということになります。ただし、私の個人的な感覚からすると乳腺外科が増えたのではないか?と感じています。

ちなみに、人口10万人当たりの医師数は京都府が最多で279.2人、最少は埼玉県の139.9人です。京都は医師数だけを見ると最も恵まれているといえそうです。ただ、おそらく医師は京都市に偏在しており、府立医大と京大というふたつの大学関係者が多いことが予想されます。

京都府の北部などではまだまだ医師不足のようですから、この医師の偏在を解決することが京都府における医療政策の一つのカギになるのではないでしょうか。病院を地方に作るのは難しいかもしれません(特に高度先進医療などは)が、交通網を整備することで京都市外の人が京都市内の医療機関を利用しやすくすることは可能だと思います。
縦貫道もそうですし、鉄道もまだまだ整備不十分です。鉄道で丹後のほうに行くのは結構不便で、東京に行くほうが速くて便利!なくらいです。
(こういう心理的距離感は患者さんの医療機関へのアクセスを遠ざけるのみならず医師が地方に赴任するときの抵抗感にもつながるのではないかと思います)

産婦人科医が増えた!外科医が増えた!京都府は医者が多い!と表面の数字だけではなく、その内訳や偏在などについても考察しなければなりません。

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