10月 03 2009

救急外来

Published by at 23:32:22 under 救急

家人の昨日からの高熱が遷延しているので付き添って救急外来に行ってきました。今まで自分が救急外来で診る立場であることが多かったわけですが、いざ受診するほうになると全く視点が異なります。

自分が救急外来をしていると、

「何故、この時間にあえてやってくるのか?」

と思うような場面がしばしばあります。

2か月前から腰が痛い・・・これはちょっと論外か。

2日前から水虫がかゆい・・・これも救急とは言い難い。

夜中に子どもがインスタントラーメンをこぼしてやけどした・・・なぜこんな時間に子どもが起きている?

今朝からお腹が痛くて、夕方になっても治らない、心配になったので受診した・・・腹痛の程度によっては救急かな。

夕方になると心配になる

これは確かにそうです。結局今回私どもも夕方になって受診するという申し訳ないこと(事情を知っているものとして)をしてしまいました。

検査や処置、ときによっては手術が必要になるような場合、やはりマンパワーの問題で夕方よりは朝か昼のほうがスムーズに事を運びやすいからです。

すみません、すみません。それなのに夕方に救急外来を受診してしまいました。昨日の朝からの発熱ですから、受診は昨日の日中、今日の日中、あるいは明日の朝まで様子を見て、という3つのタイミングが考えられるわけです。

(インフルエンザだと発熱後少なくとも12時間は経たないと検査をしてもわからないので昨日受診していたとしてもあまり意味がなかったかもしれませんが)

結局インフルエンザではありませんでした。

医者でも自分や家族のことになると判断が鈍るものです。私もまだまだ修行が足りません。誰か私を叱ってください。

One response so far

コメント(1) “救急外来”

  1. 久保on 04 10月 2009 at 15:25:51

    実際、もう少し早い受診がよかったのではないかと思います。(叱)
    こういう時に、今まで気づかなかった問題点に気づくのかと思います。ぜひ、今後の活動に活かしてください。

    一方で、私も経験がありますが、家人というのは、医師である私たちを意外に「頼りない医師」として見ていることが多いです。

    (1)「肘内障」という小児期に起こる肘関節の脱臼があります。うちの子供が肘内障になった時、私がものの数秒で治した時、妻はびっくりしていました。夫を医師として見てなかったから、驚いたのです。

    (2)しかし、実は、私は妻の妊娠をしばらく「風邪」だと言って放っておくという失態がありました。

    (3)私の父が吐血して、私の弟が医師を務める病院に運ばれたとき、弟が胃カメラの処置をしようとしたら、父が言ったのは、「ちゃんとした医者にみせてくれ!」でした。弟は、胃カメラの専門でしたが。

    病気に関してもう少し家人と話をできていたら、病気に関する教育とともに医師である家人に対する信頼も確立できていたであろうということでしょうか。

    「病気に対する教育」「医師に対する信頼」いずれも我々の重要な課題ですね。

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