5月 10 2008

中皮腫による死亡年次推移

Published by at 22:47:27 under アスベスト検診

平成19年9月7日の厚生労働省発表資料より、全国の中皮腫による死亡年次推移のグラフを作成してみました。


全国の中皮腫による死亡年次推移
中皮腫による死亡者数は漸増しています。石綿に曝露して30~50年後くらいで中皮腫を発症するといわれています。日本では1968年ごろから石綿の大量消費が始まり、93年ごろから激減しており、2004年に原則禁止されました。ということは、これからまだまだ中皮腫の患者数が増加する可能性があるということです。職業上の石綿の使用については厚生労働省、一般の人の石綿曝露については環境省が管轄になっています。

中皮腫といっていますが、最も多いのは胸膜中皮腫です。胸膜というのは、肺の表面、胸郭の内側を覆っている膜のことで、一層の中皮細胞という細胞でできています。胸膜中皮腫は主に壁側胸膜(胸郭の内側の膜)に発生する悪性腫瘍です。

5年生存率は手術症例のうち1割程度といわれており、たいへん厳しいものです。もちろん早期に発見できて手術できればもう少し生存率の向上が見込めますので早期発見にこしたことはありません。われわれは血液検査で中皮腫を早期診断できる検査法を開発中です。

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