12月 12 2008

大阪厚生年金病院見学

昨日院長面談の後、大阪厚生年金病院へ見学に行ってまいりました。もちろんこれも、現在調査研究を進めている「京都大学における男女共同参画に資する調査研究-京都大学医学部附属病院において期待される女性医師支援」の一環としての出張です。

京阪中之島線ができたのでたいへん便利になりました。

 

院長の清野先生が対応してくださいました。お忙しいところ、厚生年金病院での取り組みについて直接ご説明いただきました。

女性医師の「子育て支援」というよりは、「ワークライフバランス」を考え、従来よりも短時間勤務でも正職員として雇用を続けることが基本的な考え方のようです。

休職後の「復職支援」にお金を使うよりも、「やめさせない」ことが重要であるということを強調しておられました。

そこで、大阪厚生年金病院の子育て支援体制としては、

1.産休・育休制度

2.時間短縮・勤務日短縮

3.残業免除

4.当直免除あるいは制限

5.駐車場優先使用

6.保育園・病児保育室利用

などがあります。時間短縮・勤務日短縮やと当直免除のためにはゆとりのある人員配備が必要なので余裕をもって医師を確保しておく必要があります。

また、休暇支援は正職員のみならず研修医やパートタイマーにも適応されます。

週3日でも正職員として勤務したほうが社会保険料などを病院が負担してくれるのでパートタイム勤務よりもお得です、と力説しておられました。

(パートタイムだと年金や健康保険を自分で加入しなければなりませんので)

その辺をなかなか理解してもらえないことがあって、女性医師ももっと社会的な知識をつけたほうが良いと院長先生はおっしゃっていました。

まったく、無知は損です。

また、女性医師支援(子育て支援)には全職員の待遇改善が重要であるというお話で、それはもともと我々が考えていることと全く同様でした。

また、外科で奮闘中の女性のドクターも来てくださっていろいろご苦労されているお話をおうかがいしました。お子さんが小さいので大変です。

その後、院内保育所を見学してきました。院長秘書さんが案内してくださったのですが、その方ご自身も今年の3月までお子さんをその保育所に預けておられたそうです。

    とてもかわいらしい外観です。

  クリスマスの飾りつけがされていました。

3歳の誕生日の次の3月いっぱいまで預けられるそうです。運動場がないのでそれ以上の年齢になるとなかなか保育は難しいのです。

また、病児保育室も見せていただきました。小児病棟の一番奥にありました。小児科のスタッフの目が届きやすそうでなかなか便利なところだと思いました。

市中病院と大学病院は役割が違いますのでなかなか難しいとは思いますが、京大病院も少しずつ良い方向に向かっていけばよいと思っています。女性医師の待遇もそうですが、医師全体の勤務状態が大変厳しいので「女性医師だから」と主張することは難しい状況です。

院長先生に京大病院で講演会やセミナーシンポジウムなどを企画した際にはぜひいらしてくださいとお願いしたところ、快諾してくださいました。

あちこちで講演をされたり院内の業務もお忙しいと思いますが、こちらも万全の準備をしてお迎えしたいと考えています。

大阪厚生年金病院の皆さんありがとうございました。

2 responses so far

コメント(2) “大阪厚生年金病院見学”

  1. EXILEon 12 12月 2008 at 14:19:22

    まさかの日程ミス・・・
    市中病院がどのようなのかは気になっていたので見てみたかったのですが。

  2. adminon 12 12月 2008 at 14:25:32

    すみません、一緒に訪問したかったんですよね。

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