Archive for 2月, 2012

2月 29 2012

スイミングスクール

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上の子が3歳になったのでスイミングスクールに通わせることにしました。習い事もいろいろ考えましたが、やはり体力作りが基本かと思います。私自身は3歳でスイミングとピアノを始めました。どちらもものになったとは言い難いですが、、、、
子どもの習い事を始めて、週に1回連れて行くだけで大変だということがわかりました。

近所のスイミングスクールなので、同業者によくお目にかかります。子どもたちを泳がせている間、英語の論文を読んでいる先生もいてさすがだなと思います。私は下の子を連れており、すぐに退屈がってぐずるのでじっとさせているだけで精いっぱいです。

30分体操し、1時間泳いできます。もちろんまだ一番初心者のクラスなので歩いてプールを行ったり来たり、輪をくぐったり、プールの底のものを拾ったりといった内容です。水泳の技術ももちろんですが、家とも保育園とも違う環境で揉まれてくるのもよいかな、と考えています。

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2月 28 2012

韓国出張その2

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(韓国出張にあたっては、パソコンを持っていかずにiPadのみだったので、前回の記事では長文を打ち込むことができませんでした。やっぱりキーボードは偉大です。)

さて、慶北大学(Kyungpook National University)での手術見学の感想はamazing!といえましょう。2つの手術室で、1日6件の直腸の手術をやっていました。一部屋はロボット手術、一部屋は通常の腹腔鏡手術です。
ロボット手術は2件がISR(intersphincteric resection)で、1件がLAR(low anterior resection)+側方廓清+傍大動脈リンパ節廓清でした。

手術のcoreの部分は2時間くらいでした。術者の操作ももちろん早い(迷いなく進めていく感じ)のですが、看護師の手際の良さが抜群で、それなしには手術はよどみなく進まないと思いました。何しろ、術者がほとんど何も言わなくても適切な道具が出てくるし、術者が自分の鉗子を置いて助手の鉗子の位置を調整している間には、自動的に清潔看護師が術者の鉗子をそのままの位置で把持しているのです。また、例えば肛門操作が終了して術者が一歩下がっただけで不潔看護師が術者の術衣を自動的に脱がせる、といったあんばいです。

私たちは教授にくっついて動いていたので、ロボットの手術がだいたい完了したら、隣室の腹腔鏡手術の部屋に移って、吻合、吻合が終わったらあとはまたfellowの先生たちに任せて、といった感じでした。それでちょっと早めの昼食を食べてまた手術室に戻ると、fellowの先生たちが次の症例をセッティングしてくれていて即、ロボットのドッキング、、、といった流れで手術が行われていきました。とても効率の良い感じでよどみなく進んでいきました。

でも、ロボット3例目の最後のほうでは清潔の看護師さんがかなり疲れている感じで腰が痛そうでした。術者の鉗子を横から手を伸ばして支えるのには不自然な姿勢になりますから。

特筆すべきは韓国には兵役があり、医師も兵役につかなければならないということです。3年あまりの兵役を終えて戻ってきたというfellowの先生がいました。また、教授自身も若いころには兵役に行ったそうです。教授は幸い医官だったようで、論文で腹腔鏡の手術を持てやってみたいと思い、道具を病院に買ってもらって1993年に初めて腹腔鏡の手術をしたそうです。でも、みんながみんな医官になるわけではないようで、くだんのfellowの先生はsoldierだったとうかがいました。勉強したりトレーニングしたりしなければならない時期に3年も仕事を中断するというのは大変だと思いました。

また、女性のドクターが何人もいました。韓国でも女性医師は増えており、話を聞いた限りでは半分くらいになっているとか。6か月のbabyがいると話していた先生は、子どもは母親に見てもらっていると話していました。母親は自分に「もっと早く帰ってきてほしい」と思ってるみたいだけど、と笑っていましたが、保育園などがどうなっているのか、当直などはどうしているのかなどについては、私のつたない英語ではなかなか詳細は聞くことができませんでした。残念です。

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2月 22 2012

韓国出張

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韓国、大邱に来ています。Kyungpook National Universityで、明日ロボット手術を見学する予定になっています。

韓国の街並みは、遠目には日本に似ているような、でも日本に比べると高層集合住宅が立ち並んでいてやはり違う国に来たのだという気がします。一番困るのは、英語の表記が少なく、ハングルの表示ばかりのところが多いことです。お店でもパッと見ただけでは何屋さんかわかりません。

街としては大邱は300万の人口を抱える大都市で、日本で言うと名古屋くらいの規模になるのでしょう。市内に3つの大学病院があるそうです。

京大でもすでにロボット手術が導入されています。4月からは前立腺の手術で保険適応になるそうです。我々の領域で言うと直腸の手術で自由診療の形で行われているのが現状で、今後直腸の手術でもロボット手術が保険適応になるのか、その動向を注目しているところです。ちなみに、ロボット手術とは、ロボットが勝手に手術をしてくれるものではありません。手術室のすみっこで術者が3Dの画面をのぞきながら操縦しています。

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2月 21 2012

臨床研修指導医のためのワークショップ

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16ー17日の2日間、指導医講習会に行ってきました。研修医の先生たちをいかに指導するかということ、教育のカリキュラムを立てるかという講習会で2日間缶詰になりました。

研修の目標を立て、それに基づいて方略を作り、いかに評価するかということをひたすら7人のグループでディスカッションしてはプレゼンするという繰り返しでした。私のグループに与えられたお題は「インフォームド・コンセント」であり、どうやってこのテーマで研修の目標を立てるかということから始まりました。
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方略って何?といえばleraning strategyの訳なので「学習戦略」とでも訳せばよいと思うのですが、「戦」という字は教育の場にふさわしくないので方略というのだそうです。なんだかあまりオシャレじゃないですが、、、、

例えば、「患者の心情に配慮しつつ正確な情報を伝えるために、研修医はインフォームド・コンセントに必要な医学知識、会話技術、態度を身につける」という大きな目標を立て、
さらに個別に「患者へわかりやすく説明する(会話のスキル)」という目標をいくつか作成し、
それぞれの目標に対して「模擬患者を使ったシミュレーション演習」や「ビデオ学習」などという実際にどうやって学習をするのかという方略を考え、
それぞれを誰がどのように評価するのか、という内容を詰めていく作業でした。

それから、研修医と指導医のやり取りのロールプレイをしたり、コーチングの理論において自分がどういうタイプか調べたりと、眠る間もなく(もちろんですが!)普段やり慣れない作業をみっちり行いました。ほかの診療科の先生たちとディスカッションし、いろいろなプレゼンのやりかたを見ることができてなかなか面白かったです。

ちなみに私のタイプは「コントローラー」でした。要するに仕切りたがり屋さんですね。
コントローラー、アナライザー、サポーター、プロモーターの4パターンに分かれるのですが、それぞれに対してコミュニケーションのやり方を意図的に変えたほうがスムーズに話ができることが多いそうです。もちろん、すべての人間が単純に4パターンに分かれるわけではないでしょうが(血液型占いみたいですよね)、相手の性格に合わせてこちらの対応を変える、というのはもっともな話ですし、ある程度その根拠があれば自分も楽ですよね。

自分もまだまだ勉強しなければならない中、研修医も下についていろいろと教えてあげなければならなくなり、個人的には子どもたちの教育や指導もしなければならないという立場になりました。偉そうなことは何も言えませんが、教える方も教えられる方もストレスが少ない形でできるとよいですね。

なかなか有意義なワークショップでした。拘束時間が長いので疲れましたが、たまにはいつもと違う作業をするというのもよいと思います。

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2月 12 2012

貴重な休日

久しぶりに家族全員完全オフの日だったので(2月は11日のみ!)、私も朝活以外一切仕事や勉強をやめて子どもたちとお出かけをしました。行先をいろいろ考えて、琵琶湖博物館に行ってビワコオオナマズを見に行くことにしました。

湖西道路が混んでいてちょっと時間がかかりましたが、道の駅で休憩して買い物をしたり、琵琶湖を眺めたりしながらのんびり行きました。子どもたちの目から見ると琵琶湖はとても大きくて「海!」に見えるようで、大興奮でした。

琵琶湖博物館ではナマズやフナをデザインした500円硬貨でお釣りをくれるので、これに夫が興奮しておおはしゃぎでした。県ごとにデザインされた500円硬貨を発行しているのだそうです。

ディスカバリールームという子ども向けの部屋で、小さな水槽にいる魚を見たり、浜辺の模型を見たりしました。また、大きなザリガニの模型があって、おなかのところにもぐりこむと、中にはザリガニのハサミを動かすハンドルがついていて、前にぶら下がっている小魚やオタマジャクシをはさむことができるのです。

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こんな感じです。

picturezarigani2.JPG

長い鉗子でものをつかむ感覚?ちょっとlaparoscopicです。

今度は私が興奮して、この部屋で遊びまわった挙句に購入したチケットをなくしてしまいました。

そのあと、水族展示室でオオナマズやフナを見ました。地味で、同じ色調の魚ばかりでしたが、、、、オオナマズはなかなかキュートです。イチモンジタナゴという魚は琵琶湖ではほとんど絶滅しかかっているのですが、なんと我が家のご近所の平安神宮の庭の池に生息しているのだそうです。疏水の水を引いているので、一緒に流されてきたようです。ほかにも平安神宮の池には琵琶湖の生物が結構いるらしいので、また今度見に行ってみようと思います。年末に行ったときにはそういう目で見なかったので気づきませんでした。

館内のレストランで食事をして、売店でお買い物をしたらそこそこいい時間になってきました。館内を全部見ることはできませんでしたが、子どもたちも眠そうなので帰ることにしました。子連れにはなかなかよいスポットでした。

帰宅して、インターネットのニュースを見ていたら高島市の国道161号線で追い越しによる交通事故で母子3人が死亡!というショッキングなニュースを見つけました。私たちはちょうど同じ時間帯に同じ161号線で大津市内を走行中で、他人事ではない感じでショックを受けました。子ども連れの時は安全第一で気をつけよう、と夫と話し合いましたが、妻と子どもたちを自分の運転で亡くしてしまったお父さんの気持ちを考えると心が痛むニュースでした。

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2月 05 2012

骨盤の解剖

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昨日、骨盤の解剖の研究会に出席してきました。重要な研究会なので夫が待機当番であったのを無理に後退してもらい、事前に夕食の準備をし、ベビーシッターさんに子どもたちの保育園のお迎えと有職の介助を依頼して、夕方の研究会に備えました。

講師は東京医科歯科大学臨床解剖学教授秋田恵一先生です。

骨盤の筋肉、血管、自律神経の詳細、また男女差、加齢変化について詳細なご講演をいただきました。

他の動物は外側から肛門が見えるのに、ヒトは構造上、外から肛門が見えなくなっている、というお話しに始まり、マウスの胎児の詳細な総排泄孔の観察やオオサンショウウオ(!)など他の動物との比較解剖学などから既存の解剖学の教科書とは異なる知見を得ておられ、大変興味深く拝聴いたしました。肛門(総排泄孔)は基本的に足と足の間に存在し、足の筋肉と密接な関係があるということなのです。

既存の解剖学の教科書は、献体されたご遺体の解剖から得られた結果であるので、高齢者の解剖所見であることが多く、実際にもう少し若いご遺体では所見が違うこともままあるとのこと。まだ、男性と女性では自律神経の密度に差があるというお話でした。女性の自律神経はかなり分散傾向で疎なので、妊娠とか出産というダイナミックな変化に対応するために、男性のようにがちがちに固定されていないのかも、と思いながらうかがっておりました。

詳細は難しくて、一度聞いただけですべてを理解するには至りませんでした。しかし、骨盤底の筋肉は曖昧模糊としており、個人差もあり、男女差も加齢変化もあり、無理に○○筋という名前を付けることに終始するのはよくないのではという示唆をいただきました。

何冊もの本にできるくらいの濃い内容でした。

・・・・・・・・・・・研究会は夜20時30分を過ぎて終了し、懇親会がそのあとにあったのですが私はすぐに帰宅しました。子どもたちの起きている時間に帰らなければならないからです。そそくさと夕食を食べて入浴後、子どもたちに本を読んでやって自分も一緒に就寝しました。

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