Archive for 8月, 2010

8月 25 2010

くるみん(次世代認定マーク)って何?

労働政策研究報告書を読んでいると、くるみん(次世代認定マーク)なるものが出てきたので何かと思って調べてみました。

次世代育成支援対策推進法により、事業主が従業員の子育て支援のための行動計画を策定・実施し、その結果が一定の要件を満たす場合に、厚生労働大臣の認定を受けることができます。認定を受けると、認定マークを商品等につけることができるのだそうです。そのマークの愛称がくるみんなのだそうです。

はじめて知りました。見たことのないマークです。平成19年に決定したので3年以上前からあるマークなんですね。
厚生労働大臣が認定するんだったら、病院も取得を義務付けたらいいのにと思いました。くるみん取得病院は診療報酬がアップするとか。病院は次々に認定を受けようと画策し、様々な育児支援を打ち出し、くるみん取得病院に若手医師が殺到して医師過剰になり病院が嬉しい悲鳴を上げる・・・そういう効果があればいいのですが、今のところ残念ながら私の妄想です。

マークとか認証とか、どれくらいの費用対効果があるんでしょうか?何らかのインセンティブがないとわざわざ取得しようとは思いませんよね。

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8月 24 2010

洗濯乾燥機復活

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我が家で一番フル回転する家電;洗濯乾燥機がまたしても不調で、しばらく洗濯しかできない状態になっていました。脱水の最後の2分間と乾燥中にガリガリと変な音がするので気持ち悪いため修理を依頼していたのですが、お盆だったり、行き違いがあったりしてなかなか修理に来てもらえなかったからです。

保育園児の着替えの量は半端ではありません。ひとりあたり上下3-4組とタオル数枚と下着、といった感じです。

以前のように洗濯に使えないということはなかったのでとりあえず洗濯機としては機能していました。ただ、最後の2分間は変な音がするので強制終了していました。

洗濯できたらよいではないか、と言う人もいるかも知れませんが、帰宅後洗濯機を回して、それを放置したままにしておいて翌朝また着られるような状態になっているかどうかは大きな問題です。洗濯しかできないと干してとりこんで、という作業時間が必要ですし、洗濯だけしてほうっておくということはできませんので洗濯が終わる時間まで起きていなければなりません。そういう小さな時間の積み重ねが家事の労力を増します。例えば食洗機もなくてもいい、十数分の家事時間の短縮に過ぎないかもしれませんが、ひとつひとつの積み重ねは大きいです。「放置したまま寝られる」これが最高です。朝起きたらほかほかの洗濯物の出来上がり!食器もピカピカで拭かなくてもOK!

うちの洗濯乾燥機はかなり酷使しているので多少ガタが来るのはやむを得ないのですが、まだ購入して3年もたっていないのに修理の人に3回も来てもらいました。今回はファンが悪いということでファンごと交換になりました。オプションで3年間無料保証をつけておいたので無料です。

洗濯乾燥機はホコリがたくさんたまるので、ゴムパッキン部分やフィルターを毎回掃除しなければならないというのが構造上の欠陥だと私は思っています。まあ欠陥というのは言い過ぎかもしれませんが今後解決すべき点でしょう 。今回の故障もホコリが裏に落ちて水を吸ってファンに悪さをしていたらしいです。

食洗機に関して言えばうちはビルトインではなく台所にぽんと置いているだけなのでかさ高い割にあまり入りません。6人用となっていますが絶対無理です。おかずとか全然食べない家庭用なのかな、と思ってしまいます。それでもうちでは平日1日2回、土日1日3回、こちらもフル回転です。

家事の負担を減らすこと、これは女性が家の外で働くために重要なポイントです。 そのためにどんどん家電には賢くなってもらいたい!ホコリのつかない洗濯乾燥機とかたくさん入ってかさばらない食洗機とかどんどん出てきて欲しいです。育児はなかなかサボれないので、家事はどんどんサボれるようなものを作っていただきたいと思っています。

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8月 18 2010

キャリアカウンセリング(産業医研修会)

今日は午後から産業医講習会を受講してきました。産業医資格更新のための研修会なので、基本的には産業医資格を持っている人ばかりです。

キャリアカウンセリングの視点からメンタルヘルスを考える、というテーマでした。本当は午後からは休養に当てようかと思うくらい疲れていたのですが、テーマも面白そうだったので頑張って参加してきました。

今の私自身に大変有益な話で、結果的に頑張って参加してきた甲斐があったと思っています。

自分が思い描いていたキャリアの将来像が、予期せぬ環境変化や状況変化により短期間に変化してしまうキャリアショックに対応できずに思い悩み、就労意欲をなくしたり、ひどいときにはうつになったり退職したりしてしまうことがあるということです。

もちろん人生には様々な転機が次々に起こってくるので、これを乗り越える努力や工夫を通じてキャリアが形成され、開発される・・・と考えれば、例えば女性医師が出産や育児などのライフイベントに伴い勤務を継続するためにいろいろと奮闘すること自体、長い目で見ればキャリア形成の重要なプロセスということになります。ただ適応しきれずにひとりで悩むことは十分に考えられますし、そこでキャリアカウンセリングの必要性があるのだと感じました。

また、役職が上がるにつれ、業務遂行能力に加えて対人関係能力、マネジメント能力などが問われることも多くなり、これらの能力に自信がないとストレスを感じるようになる ということです。30代後半から40代前半の人が大体この壁にぶつかって悩むケースが多いとか。

医師で言えば実際の診療技術や知識に加えて患者さんや周囲の医師,コメディカルとのコミュニケーション能力、さらに組織のマネジメント能力も問われるようになっていく、ということでしょうか。

さらに、外的キャリア(経歴・役職・年収・肩書きなど外から見えるもの)と内的キャリア(価値観や人生観といった心理的側面)を整理して将来設計をすることをキャリアデザインと呼びます。これらのバランス・調和が重要です。外的キャリアを追求しすぎても内的キャリアとのギャップが大きくなりすぎて満足できないし、内的キャリアを追求しすぎてもマニアックすぎて「職業」として成り立たなくなる、という難しいところです。

ここで、自分がどのようなライフスタイルを望むかというチェックリストをやってみました。33の項目(華やかな生活、優雅な生活、健康な生活・・・などの項目)のうち自分が重要視する項目にチェックを入れ、さらにその中から3つを選ぶというものでした。

私が選んだのは「安定した生活」「優雅な生活」「健康な生活」ということで、外科医の生活とは全く対局にあるものばかりで実のところ少々ショックを受けました。

職業を選択するときに(我々医師で言えば診療科を選択するときにも)、こういう自分の本心をのぞいてみることは重要かもしれません。職業を選択する時点ではまだ人生経験も少なく、自分の能力や適性、どのような生き方を望むかについてよくわかっていないことが多いのです。

職業人として中堅どころになってくるとキャリアアンカーがはっきりしてくるのだそうです。キャリアアンカーとは,個人が選択を迫られたときに、その人が最も放棄したがらない欲求、価値観、能力(才能)で、長期的な職業生活において拠り所になるものです。キャリアアンカーをしっかり認識しておくとキャリアに関する意思決定がしやすくなります。キャリアアンカーもいろいろ考えられるでしょうが、研修会で提示されたのは

専門・職務別能力
経営管理能力
自律・独立
保障・安定
起業家的創造性
奉仕・社会貢献
純粋挑戦
生活様式(ワークライフバランス)

です。なるほど、どこに価値をおくかでどのような働き方をするか変わってくるかは当たり前のことですね。

キャリアカウンセリングは予期しない出来事や予期しない好機、仕事以外に考慮すべきほかの分野などを考慮しながら螺旋的に進むものであるということ、また最終的にどうなるかはわからないけれど予測不可能なことを受け入れながら流動的にキャリアを形成していき、人生の役割のそれぞれが組み合わさって意味のある全体が出来上がるという生涯キャリア発達理論(L・サニー・ハンセン)を紹介されて研修会は終わりました。

まとめれば
・キャリアは直線的に形成されるものではなく、様々な転換点を経て紡ぎあげていくものである
・自分の心の声(何に価値をおくか)を常に自問自答すべきである。
・キャリア形成の過程で悩むことがあればキャリアカウンセリングなどにより適材適所の働き場所・働き方を模索する必要がある
・人生における様々な役割を統合し、キャリアを形成していく(仕事だけが重要なのではない)
というのが私の理解です。

なかなか有意義な話でした。漠然と自分で考えていたことが明瞭化したという意味においてです。まとめてしまえば簡単なのですが、自分ではなかなか考えをまとめきれないし、「専門家の言葉」というのも重要だと感じました。

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8月 17 2010

2008年度の調査報告まとめ

2008年度というともう昔のことのようですが、京大病院で女性医師に関する実態調査等をした報告書がGCOE親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点のHPで公開されています。

http://www.gcoe-intimacy.jp/staticpages/index.php/WorkingPaper_ja

2009年度もまとめて担当教官に送付済みです。加筆修正の上、同じようにHPにアップしてもらう予定です。

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8月 16 2010

五山の送り火

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今日は五山の送り火でした。

近所なので、歩いて見に出かけました。もはや五山全部の送り火を見ようなどという欲はなく、一番近所の大文字だけに絞りました。京大病院の敷地にも人がいっぱいでした。

京大病院の南側からでも見えるのですが、近衛通まで出たほうが大の字が正面に近くなって見やすくなると考え、てくてく歩いて行きました。車が停車できないようにパトカーが見張っていましたが、歩行者には特に制限がありませんでした。

点火されてちょうど見頃になったそのタイミングに数台の観光バスが東向きにやって来ました。もちろんお目当ては大文字山の送り火でしょう。通過するだけならパトカーにも文句は言われません。おそらく次の妙法の見える場所に移動して行ったに違いありません。五山の送り火は10分おきに東から西に点火されていくので、追いかけていけるのではないかと思います。上手な商売ですね。

何度見ても感慨深いです。まだまだ暑いとはいえ、夏ももうすぐ終わりですね。

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8月 11 2010

左京ボイス

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左京ボイス8月15日号が届きました。私も左京市民ですので、普通に郵便受けに入っていました。

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今月号に掲載されているとはつゆ知らず、何気なく後ろのページからめくっていて表紙に大きく掲載されているのでびっくり!写真入りです。

今のところ日程は11月中の土曜日午後で調整中です。テーマもまだ考え中なのですが、近日中にお知らせします。同じように左京ボイスでも広報してもらえると思いますが、複数回イベントをしても1回しか掲載していただけないので2回目以降どうしようかな、と思っています。


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8月 06 2010

過剰な個人情報保護の危うさ

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100歳以上のお年寄りが70人以上所在不明といいます。100歳以上のお年寄りがひとりで、社会と何のつながりもなく(介護も医療も受けず)生活できるとは思えないので、どこかで亡くなってしまっている可能性が高いのではないでしょうか。

家族も全く行方を知らないというのもよくわかりません。親兄弟が生きているか死んでいるかどこに住んでいるかくらい把握していないというのも変な話です。

子どもの虐待・ネグレクトも増えていますが、高齢者のネグレクト? も増えているんでしょうか。家族関係の希薄化ということで片付けて良いのか、場合によっては年金や祝い金の詐取などという犯罪も隠れているケースがあるのか・・・少なくとも、子どもや高齢者の安否確認はこれから行政や警察の重要な仕事になるのではないかと思います。

もともと個人情報保護法などにより個人の情報とかプライバシーが隠されすぎて、社会で安全に生活するためのネットワークが遮断されてしまっていると思います。ある程度どこに誰が住んでいて何をしている人かという情報がなければネットワークの構築は不可能です。

我々医師の立場からしても医師の守秘義務や個人情報保護法により、例えばがん検診で要精査となり精密検査を受けるように指示した受診者が最終的に癌であったのかどうかを追跡することができないため、検診の精度管理ができないということがあります。提供する医療の質の管理ができないというお粗末な事態です。

過剰な個人情報保護は百害あって一利なしなんじゃないでしょうか。そして個人の権利意識だけを肥大化させてますます家族とか社会といった人の輪から孤立させていくように思います。

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8月 05 2010

児童虐待過去最悪

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平成22年上半期の児童虐待の検挙件数と検挙人数はそれぞれ前年同期比15.3%、20.6%増の181件199人で、統計を取り始めた平成12年以降最多になったと報道されています。被害児童の数も187人と最多で、死亡児童数は18人で前年同期を大幅に上回ってしまいました。

子ども手当より何よりもこの問題を何とかするのが先なんじゃないでしょうか。

先日は母親ばかりを責めても問題は解決しないと述べましたが、実のところはとても切ない気持ちでいます。そもそも閉じ込められて餓死というのはあまりにもひどい死に方です。しかも自分の母親にそんな目にあわされるとは。

冷蔵庫の中に子どもたちの手の跡があったとか、あまりの苦しさにインターホンに手をかけて落としてしまったとか、聞けば聞くほど胸を締め付けられるような事件です。

子どもを持つ親としてはやりきれないニュースです。私の配偶者はこのニュースに関してはあまりにもつらすぎてまともに新聞を読んだりニュースを聞いたりできないと申しておりました。育児は確かに大変ですし、毎日同じことの繰り返しで逃げたくなることもあるだろうと思います。しかし、逃げ出したいと心のなかで思うことと、実際に放棄してしまうことの間には天と地ほどの差があります。

この種の犯罪の厳罰化と警察など国家権力の介入くらいしか解決策が思いつきません。今回の大阪市の事件でも何ヶ月も前から通報があったにもかかわらず結局子どもたちを救出することができませんでした。こども相談センターの職員らが5回にわたって家庭訪問したといいますが、多分そんなのではゆるすぎるのでしょう。

ぎりぎりのところにいる子どもたちの命を救うためにはある程度の誤認逮捕が生じてもやむを得ないというくらい積極的に介入しなければならないと思います。

それは最低限のセーフティーネットのために我々が受け入れるべきリスクではないでしょうか。

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8月 03 2010

幼児虐待・ネグレクト

Published by under 妊娠・出産・育児

最近幼児の虐待やネグレクトの話題が多いと感じています。最近も若い母親が1歳と3歳の子どもをマンションの1室に閉じ込めて出かけてしまい、死なせてしまった事件がショッキングなニュースとして流れていました。

昨日私は子どもを予防接種に連れていったかかりつけの診療所のTVでそのニュースの続報を目にしました。

子どもが病気にならないよう、ひもじい思いをしないよう、少しでも快適に過ごせるようにいろいろ心配りをするのが親の仕事なのに、といたたまれない思いでした。

しかしながら、こういう事件の際、母親の責任を問うばかりで父親の存在が希薄すぎるのではないかと感じます。父親は(たとえ離婚して離れて暮らしていても)子どもたちがきちんと生活できるように配慮するべきです。特に経済的なサポートは重要です。

母親がひとりで出来ることには限界があります。医師というライセンスを持っていても、子持ちではなかなか常勤で働くことは難しいのが現状です。 普通の若い母親が働きながら子どもをひとりで育てるのは極めて困難な社会であり、現実逃避をしたくなることもあるのではないかと推察します。ただ、それを何とか踏みとどまらせなければなりません。

そのためには父親は当然ですが,さらに祖父母や、保育園や、地域社会のサポートが必要です。育児そのものもたいへんです。子どもはなかなか自分の思うとおりには動いてくれませんし、自分のやりたいこともなかなかできなくなり、ついイライラすることもあります。また、育児が社会的に評価されることはほとんどなく(父親が育児に参加するとえらいねと言われるのですが母親の場合は当たり前)、母親がひとりで子どもと向き合い続けるのは大変だと思います。

私が子どもを持って感じることは、この社会は子どもを育てるのに全くやさしくない社会であるということです。ネグレクトや虐待を許してはなりませんが、母親を責めるだけでは物事は解決しないと考えています。

子どもを救出するためには直接的には警察による強制介入が必要でしょうが、まず何よりもみんなで子どもとその両親を暖かく見守るような社会のあり方が重要だと思います。

自分が社会の一員として役に立っているという誇りと、同時に社会からサポートされているという気持ちが母親の心の支えになると考えています。実際に虐待やネグレクトという悲しい事態を防ぐ根本的な方法ではないでしょうか。

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8月 02 2010

日本抗加齢医学会 専門医

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先日受験した抗加齢医学会専門医試験ですが、めでたく合格通知が届きました。

認定料がなんと21000円もかかるんですね・・・試験料も結構かかったし、講習会を受講するのもかなり高かったので、高くついた資格です。

専門医としては平成23年1月1日付で認定されるので正式にはまだ専門医ではありません。

今年は消化器外科専門医の試験も受ける予定です。こっちの方がはるかに難しくて大変なのでそろそろお勉強をはじめなければなりません。。。

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