11月 30 2009
出張講義
本日、大谷高校に出張講義に出かけてきました。
少人数制の総合学習で、高校1年生が自分たちの興味あるテーマについていろいろ調べたり、そのテーマに関する専門家の話を聞いたりするというもので、今後ポスターセッションも予定されているということです。
癌の治療法について(粒子線治療に興味がある)。
産婦人科の体制と妊婦の負担(妊婦のたらい回しの現状について)。
産婦人科医不足(産婦人科にならない理由)。
どの程度の予備知識があるのかよくわからなかったのでいくつか生徒さんに質問させていただきました。
生徒さんたちの反感を買っていなければよいのですが。
なぜこのテーマを選んだのか。
そのテーマについて現時点で調べたことについて。
そのテーマについて自分たちはどう考えているのか。
時間が短くてあっと言う間でした。ディスカッションになると面白かったと思いますが、そういう盛り上がりに至るにはちょっと時間的に厳しかったです。高校授業時間ひとコマですから、仕方のないことですが。
なかなか面白い試みだと思いました。
若いころは時間というものが無限大にあって、多くのものを無条件に与えられるのは当然と思いがちです。私もそうでした。しかし、実はそれは正しくないということを学んでいっていただきたいと期待しております。
さしあたっては、物事を調べる手段(今はインターネットが中心になるのでしょうか)を身につけ、自分で調べれば済むことと先達に聞かないと解決しないことを区別して効率よく疑問点を解決していく方法論を身につけるのがよいのではないかと個人的には考えています。
それにしても、「科学コミュニケーション」の難しさを肌で感じました。専門家の声を一般の人に(大人であれ子どもであれ)伝える方法論の確立、という我々の会の目標にはまだまだ道のりが遠いということです。私も全く未熟です。
さらに我々は教育の重要性についても強く認識しています。鉄は熱いうちに打て、です。
機会あればまた科学コミュニケーションの実践にチャレンジしたいと思います。
