Archive for 6月, 2008

6月 27 2008

妊婦健康審査公費負担 in 京都

先日ご紹介しましたが、7月1日から妊婦健康審査公費負担が1回から5回に拡充されます。6月までに出産された方はちょっと残念に思っているかも知れませんね。

8週、20週、24週、30週、36週に使用できるように5回に分かれていて、それぞれの時期により無料になる検査内容が違うので助成される額も異なります。例えば、診察と指導、尿検査と貧血検査分は無料で、それ以上の検査が必要な場合は自己負担になる、という感じになります。

受診する医療機関によっても検査内容やもともとの診察料が微妙に異なるでしょうから人によって自己負担額が違うのはやむをえないとしても、5回助成されるようになるとちょっと受診しやすくなりますね。

また、すでに母子手帳を持っている人も、交付を受けた保健所に行けば出産までの期間に応じて追加交付を受けられます。母子手帳さえあれば代理の方でもOKだそうですから、出産が近い方も、もう1枚でも2枚でも受診票を交付してもらうとよいでしょう。

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6月 24 2008

マンモグラフィと超音波検査

Published by under 乳癌検診

最近「マンモグラフィを受けましょう」というテレビCMや番組が増えているせいか、マンモグラフィを受けたいという若い人が増えてきました。

かと思えば、「もう年だから乳がんにはならないと思って」とマンモグラフィを受診しない人もいます。あるいは、「マンモグラフィは痛いから~」と言われることもあります。

前にも書いたと思いますが、若年者の高濃度乳腺はマンモグラフィよりも超音波検査のほうがよいことが多いですし、加齢とともに散在性となった乳腺はマンモグラフィのほうがよいといわれています。

京都予防医学センターのホームページで昨日よりそれぞれの検査の説明をわかりやすく説明しています。まだ改善の余地はありそうですが、今までどのように乳がん検診を受診すればよいのか明示していなかったのでちょっと親切になりました。どちらの検査を選択すればよいのかわからないという受診者さんの声にお答えできるのではないかと思います。ただし、気になる症状がある方は必ず検診ではなく乳腺外来を受診するようにしてください

また、検診でも何でもそうですが、100%の精度の検査はありません。いずれの検査でも残念ながら癌が見つからずに後で発見されることもあります。マンモグラフィと超音波検査を両方受診すること自分で自分のお乳を触診する「自己検診」を定期的に正しく行うことで乳がんの早期発見の一助となると思います。

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6月 23 2008

たばこ関連税の値上げ

昼食を食べに行こうと病院の前を通ると、ちょうどお昼休みだったためか10人くらいの人が歩道で路上喫煙中でした。今日は出入りの業者や患者さんたちのようでした。日によっては職員もいるようです。なるべく端を歩きましたが、もくもくと煙は漂ってくるし、何より私の前に歩きたばこをしている人もいたようで延々煙たいままでした。

病院は敷地内禁煙にする以上、病院周辺の路上喫煙も注意をするべきだと思います。あるいは敷地内禁煙はあきらめて、必ず強力な排気システムを持つ喫煙スペースをどこかに設けないと喫煙者も嫌煙者も両方不幸です。

昼食はもちろん禁煙のお店でゆっくりといただきました。以前通りがかりにたまたま見つけて禁煙スタイルにも登録しておいたお店です。

19日に、たばこ関連税の大幅引き上げを目指す超党派の「たばこと健康を考える議員連盟」が医学的な立場から喫煙規制を求めている日本学術会議から意見を聴取したところ、1箱1000円に値上げすれば4兆円程度の増収が見込めるとの試算が示されました。私は現在たばこがひと箱いくら位かわからなかったのでふと自動販売機を見ると、300円ちょっとくらいのようですね。3倍の値上げは結構な値上げ幅です。
現行のたばこ関連税は、1箱当たり約175円ですが、試算によると、

価格が600円、1000円になるよう税率を上げた場合、それぞれ

喫煙人口 : 現在3600万人→3300万人→3100万人

たばこ消費量 : 現在2700億本→1850億本→1440億本

税収 : 現在2兆2000億円→4兆3400億円→6兆2600億円

となるということでした。しかし、今日の日刊スポーツ

「たばこ1箱1000円なら税収減?」

たばこが1箱1000円に値上がりすると、税収増どころか最大で1.9兆円税収が減るとの試算結果を京都大大学院の依田高典教授(応用経済学)がまとめたと報じています。

試算によると、1箱1000円では喫煙者の97%が禁煙しようと思うと考えられ、全員禁煙に成功した場合、税収が1.9兆円減少し、1箱300円の場合と同じ54%の禁煙成功率で試算しても、税収増は3兆円にとどまるというのです。

1箱500円の場合は、禁煙しようと思う人の割合は40%にとどまるとみられ、0.6兆-1.5兆円の税収増が見込めるそうです。

確かにたばこがひと箱1000円になったらほとんどの人が禁煙しようと思うでしょうが、全員が禁煙に成功するとはまた極端な話でありえないのではないでしょうか。日刊スポーツの読者層は喫煙者の割合が高いと思われますのでちょっとそちらよりの記事になっているかなあと感じました。

一方、今日の時事通信は、喫煙者を減らすにはテレビ広告でのキャンペーンとたばこの値上げが最も効果的であるという「豪州がん協議会」の調査結果を報じています。

1995年から11年間、国内主要5都市の喫煙率の毎月の推移とたばこの価格の関連を調べた結果、たばこの値上がり時と禁煙を呼び掛けるテレビ広告量が増えた際に顕著に落ち込んでいたのです。

オーストラリア国内のたばこは1箱(20本入り)が10豪ドル(約1000円)前後で、7割が税金ということですから、日本のたばこが1000円くらいになっても妥当かもしれません。いきなり3倍の値上げは極端にしても、段階的に値上げをしていくのがよいのではないでしょうか。

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6月 14 2008

国民健康保険

Published by under 少子高齢社会

今日、郵便受けをのぞいたら平成20年度の国民健康保険料の通知書が届いていました。恐る恐る中を見ると、なんと年額59万円でした。去年まで53万円だったので6万円もの増額です。

月に5万円近い出費です。私一人分でこの額なのでかなり大変です。何のために働いていたのやら・・・後期高齢者の方も大変かもしれないけれど、私たち現役世代も「働けど、働けど、我が暮らし楽にならざり、ぢっと手を見る」です。税金や健康保険料、年金を払うために働いているようなものです。

この制度はいずれ破綻するでしょう。これ以上保険料が高くなったら、病気や怪我をしてから実費で払ったほうが得だと考える人が増えていくに違いありません(今でもいると思います)。高齢者は増え、現役世代は減少の一途、子どもはどんどん少なくなるという今の状況では全く明るい未来はありません。

現在は、現役世代が支払うお金が今の高齢者を支える社会システムになっている以上、現役世代やこれから社会を担う子どもたちに対する支援がなければ早晩このシステムは崩壊します。高齢者に対する福祉も大事ですが、次の時代を担う者たちへの手当てが薄すぎます。バランスを欠いていると思います。

もちろん、将来いくらくらい年金がもらえて、まあまあの生活ができるという保証があればいいのですが、老後が心配で自分で貯金をしたり投資をしたりして老後の資金をためなければと思うと、支払うお金に渋くなってしまうのもやむを得ないのではないでしょうか。北欧の国などでもっと社会保障費のための税金が多い国はありますが、子育て支援があったり、老後もそれなりの生活ができるという安心感があるので高い税金を払っても満足できるのでしょう。

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6月 13 2008

医食同源

Published by under アンチエイジング

夏野菜の美味しい時期になりました。「○○は体にいい」とか「○○を食べれば血がサラサラになる」という類の話は信用できませんが、旬の食べ物(できればなるべく地元産のもの)を少しずついろいろ食べるのが一番の健康法だと思っています。

ありがたいことに京都は野菜の美味しいところです。近所のスーパーで朝採りの京野菜を普通に買うことができます。

今日は今年初めてのスーヨ(きゅうり)を入手しました。普通のきゅうりよりいぼが多くて皮が少し厚めで歯ごたえの良いきゅうりです。この季節は普通のきゅうりと白きゅうり、スーヨの3種類のきゅうりを楽しむことができます。それぞれ少しずつ味が違います。

今日のメニューは

有機栽培米七部づき+雑穀のご飯

自家製ぬか漬け(普通のきゅうりと賀茂ナス)

アジの開き

かぼちゃの煮物

スーヨきゅうりと賀茂トマト、キャベツとアスパラガスのレモンとオリーブオイルのマリネ

油揚げとネギのごま油いため

すいか

でした。どれも簡単にできるメニューばかりですが、野菜をたくさん食べることができたので満足しています。厚生労働省が国民の健康増進のために提言している健康日本21によりますと、一日に野菜を350g以上摂取することが推奨されています。毎日それだけの野菜を食べ続けるのはけっこうたいへんです。その他の食物の摂取に関しては、
○20-40歳代の1日あたりの平均脂肪エネルギー比率の減少
 目標値: 25%以下
 基準値: 27.1%(平成9年国民栄養調査)

○成人の1日あたりの平均食塩摂取量の減少
 目標値: 10g未満
 基準値: 13.5g(平成9年国民栄養調査)

○成人の1日あたりの野菜の平均摂取量の増加
 目標値:350g以上
 基準値:292g(平成9年国民栄養調査)

○カルシウムに富む食品(牛乳・乳製品、豆類、緑黄色野菜)の成人の1日あたりの平均摂取量の増加
 目標値:牛乳・乳製品130g、豆類100g、緑黄色野菜120g以上
 基準値:牛乳・乳製品107g、豆類76g、緑黄色野菜98g (平成9年国民栄養調査)

要するに野菜(特に緑黄色野菜)と豆類、乳製品を多めに取って食塩と脂肪を減らせということですね。和食を中心にして乳製品を少し加えるくらいがちょうどよいバランスになりそうですが、和食はどうしても塩分が多めになりがちです。だしの味や酸味を利かせてメリハリをつけるのがよいとよく言われますが、実際はなかなか減塩は難しいと思います。

食生活は「生活」習慣病の要因において大きなウェイトを占めていますから、日々工夫して健康によい食事を心がけたいものです。

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6月 12 2008

点滴の功罪

Published by under 消化管

私は基本的に点滴が嫌いです。医者のくせに好き嫌いを言うな、とお叱りを受けるかもしれませんが、必要以上に点滴が大好きな方が多すぎてうんざりさせられるのです。

もちろん、経口摂取ができない場合、下痢や嘔吐、出血などによる急速な循環血液量の減少を補わなければならない場合、効果的にすみやかに薬剤の血中濃度を高める必要がある場合、時間当たりの投与量を一定にすることで血中濃度を一定に保ちたい場合、内服薬には同効果の薬剤がない場合など、必要な場合は点滴を行うことを躊躇しません。

私が外来をしていて今まで嫌だったことは

(1)風邪を引いたので元気が出る点滴をしてほしい

(2)いつもの痛み止めの点滴をしてほしい

(3)いつもしてもらっている栄養の(?)点滴をしてほしい

・・・・・・・

(1)風邪に効く点滴はありません。もちろん熱があれば脱水気味になりますので、水分補給は必要です。しかし、のどが痛くて水も飲めないというのであれば別ですが、経口摂取ができるのであれば薄めのスポーツドリンクなどを多めに飲むことで対応できます。わざわざ点滴をする必要はありません。

(2)経静脈的に投与された薬剤は急速に血中濃度が上がりますが、下がるのも早いので効き目がすぐに切れてしまいます。慢性の疼痛には内服薬を定期的に飲むほうがよいと思います。

(3)なぜか理由もなく週に2回とか3回250~500mlの点滴を定期的にしてもらっているという人がいます。お年寄りに多いです。中身はせいぜいビタミン剤と薄いブドウ糖と電解質で、普通にご飯を食べていて歩いて通院しているのになぜ?と思うのですが・・・

私は頭の固い医者なので、納得のいかない処方はいたしません。たとえ、定期処方だといわれてもお断りすることにしております。中には抵抗するのに疲れて「患者さんの希望」ということで処方しておられる先生もおられるかもしれませんが、私はまだ抵抗しています。

今話題になっていますが、三重県の整形外科のクリニックで点滴を受けた複数の患者さんに腹痛や発熱、嘔吐、ふるえ、白血球減少などの症状が見られ、73歳の女性がひとり亡くなったということです。たいへんお気の毒に思います。点滴の内容は生理食水にノイロトロピン、メチコバールを混注したもので、整形外科の処方としては一般的といえるのではないでしょうか。私は前述したようにこの種の点滴は処方したことがありません。

今日のYOMIURI ONLINEによれば、患者さんの血液からセラチアが検出されたということで、常温で作り置きした点滴バッグ内で繁殖した菌による感染症ではないかということです。

今回の件はこれから調査が進んで原因ももう少し明らかになるでしょう。点滴の混注後常温で保存するというようなことはあってはならないのでこの点は徹底するべきだと思いますが、それとは別に、必要以上に点滴に頼りすぎる現状をもう少し改善したいと考えています。

私は一応消化器外科医なので主張しますが、そもそも消化管の役割を軽く考えている人が多いのではないでしょうか。消化管の内側は細菌や食物残渣や有害な化学物質やらでいっぱいですが、消化管の外側は無菌です。消化管は膜一枚(とはいえ、テニスコート1.5枚分くらいの面積があります)でそういうものから体を守るバリアの役割を果たしています。消化管は重要な免疫機能を担っており、生体防御の最前線ともいえるでしょう

ほんの短期間絶食にするだけで腸管の粘膜は萎縮し、その免疫機能は低下します。容易にこのバリアが破られる事態になり、全身に細菌や毒素がまわり始め、重篤な状態にもなりかねません。経口摂取できるものなら経口摂取するに越したことはないのです。例えば、広範囲熱傷後はいかに速やかに経口摂取を再開するかが重要だといわれています。熱傷は皮膚という外界とのバリアが障害された状態なので、もうひとつの重要なバリアで免疫器官である腸管粘膜を守るためには絶食にしないほうがよいのです。もちろん大量の体液が失われますから急速な体液補充のために点滴は必要ですが、経口摂取との二本立てが基本です。

小腸が好きで消化器外科医になった人間なのでちょっと消化管に肩入れしてしまったかもしれませんが、口から入れられるものは口から、がやはり基本だと思います。必要以上に点滴に頼るべきではありません。

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6月 11 2008

医師不足は本当か?

何気なく日経メディカル6月号を眺めていたら、医師不足対策の特集をしていました。なるほど、最近テレビでもよくこういう特集が増えています。

私が医学部の学生のときは、これからは医師過剰の時代になるから、君たちはたいへんだ、といわれていました。たかだか10年くらいの間にえらい変わりようです。実際に医学部の定員を減らすとか、医師国家試験の合格者数を制限するとか、そんな話になっていました。平成9年6月の話です。

また、私が平成11年に医師として働き始めた頃に何気なく読んだ雑誌に、女性医師の割合が増加しつつあるので、女性医師は男性医師の8割の労働力とみなせば医学部の定員を減らさなくても相対的に医師の数は減少し、医師過剰解消にもなるというような記事を見つけ、大いに憤慨した記憶もあります。

しかし、それはある意味真実でした。

医師不足にはいろいろな要因があります。私が主に考えているのは以下の二つです。

(1)過酷な勤務や訴訟のリスクに耐えかねて第一線から退くドクターが後を絶たないこと。

(2)医師臨床研修制度の導入により医局による人事がまわらなくなってきたこと。

しかし、女性医師の増加と、それに対応策をとってこなかった旧態然とした体制も医師不足の原因のひとつであると思います。もちろん女性と男性が全く同じように生きていけるとは私も思っていません。ある程度の住み分けというか役割分担のようなものは必要でしょうが、女性が医師として働くことは社会のニーズでもあります。

女性医師の労働力を男性医師の8割とみなすというのは出産と育児の期間を休職せざるをえないという現実があるからでしょう。場合によってはそのままやめてしまう人もいます。実際に私は何人もの女性医師がそのような退き方をしているのを見てきました。その中には、今や減少に歯止めがかからないと問題になっている産婦人科の先生が何人もいました。

そもそも子どもを預けられるところがありません。保育所はだいたい18時か19時までしか預かってくれません。熱が出れば迎えにいかなければなりません。普通の病院勤務を男性医師と同等にフルタイムでこなしながらの育児はきわめて難しいといわざるを得ません。

難しいというより無理です。私の外科医5年間の生活を振り返ると、子持ちで同じように働くなんてはっきり言って無理です。自分ひとりが一日をやり過ごすだけで精一杯です。

大阪厚生年金病院のように子育て支援をきっちりしている病院もありますが、かなりまれです。たいていの病院には院内保育所もなく(看護師用の保育所だけは結構あるが、それ以外の職種は利用できないことが多い)、もちろん病児保育もありません。フレックス勤務や短縮勤務もなく、ただ男性医師と同等の勤務ができないなら来なくていいというようなところの方がはるかに多いのです。

そんな病院に医師が集まるはずがありません。

フレックス勤務や短縮勤務を可能にするために、男性医師に負担をかけるのではなく、病院全体でシステムを変更し、チーム医療をすすめ、ワークシェアリングできるようにすればみんながハッピーになれるはずです。賃金が減ってもかまわないが働きやすい職場を求めているドクターは男女を問わずにいるはずです。

実際に大阪厚生年金病院では女性医師の働く環境を整えたことで、男性医師の超過勤務時間も減少したそうです

一度そこそこの規模の病院には院内保育の設置と、医師の勤務実態をきっちり把握した上でフレックス制や短縮勤務も可能にするように義務化してみてはいかがでしょう。私は以前から首相官邸にメールを送るなどしてきましたが、「小泉総理大臣あてにメールをお送りいただきありがとうございました。いただいたご意見等は、今後の政策立案や執務上の参考とさせていただきます。」などと自動返信と思われるメールが返ってくるだけでした。

医師国家試験合格者の3人に1人は女性となったこの時代に、この人たちが出産や育児で現場を離れたらどうなるかということは前からわかっていたことではありませんか。不作為です、不作為。

日経メディカルの記事によると医学部の定員を増やすとか厚生労働大臣が言っているようですが、これから医師を育成するよりは既にある程度育ったドクターを確保するほうが時間もお金もかからないと思います。少子化対策にもなりますしね。

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6月 01 2008

京都市の路上喫煙禁止条例

Published by under 禁煙

平成19年6月1日より京都市路上喫煙等の禁止等に関する条例が施行されていたらしいです。1年も前から?知りませんでした。喫煙しながら歩いている人なんていくらでもいますから。

それはともかく、本日から路上喫煙等禁止区域での喫煙に対しては千円の罰金が科される事になりました。

実際には喫煙しながら歩いている人は今でもたくさんいるし、特に大きな病院周囲では敷地内禁煙となっているため病院の敷地内で喫煙できない人たちがぷかぷかとタバコをふかしています。一般職員、コメディカル、ドクター、患者、患者の家族、出入りの業者、みんなでぷかぷか。点滴中の自分の子どもを抱いたまま喫煙している父親を見たこともあります。病院周囲も禁止区域にしていただきたいものです。

私は喫煙をしない、というより嫌煙家です。基本的に全席禁煙か完全分煙の店でないと落ち着いて食事ができませんので、禁煙スタイルなどのサイトで禁煙の店を調べてから出かけることにしています。

JR東海がN700系のぞみを全席禁煙にしましたが、この「全席」禁煙が気になって私は何度も乗るチャンスがあったにもかかわらず敢えて避けてきました。席では喫煙できなくても、そもそも喫煙者に隣に座られては臭いが気になって落ち着かないだろうと思うからです。「全車」禁煙ならまだましですが、喫煙スペースで喫煙して戻ってきた人に隣に座られたら気分が悪くなりそうです。今までどおりの分煙でよかったのです(ただし、喫煙車を通らなくても車両間を移動できるように両端の車両に設定していただきたいと思っています)。

昨日蕎麦屋のカウンターで食事をしていたところ、隣に男性が座った瞬間にその空間がタバコくさくなり、思わず席を移動してしまいました。その場でタバコを吸ったわけではないのでその人はマナー違反というわけではないのですが、その人は常にタバコの臭いを身にまとってしまっているのです。せっかく注文した北海道産10割そばの香りが台無しではありませんか。この時期のそばはもともとあまり香りの高いものではないでしょうが・・・

また、分煙というのも怪しいところが多く、何も仕切りがないまま喫煙席と禁煙席を設けたところで煙は漂ってきます。昨日ウェスティン都ホテル京都のラウンジでお茶をいただきましたが、「喫煙席にされますか、禁煙席にされますか」と聞かれて正直驚きました。東京のホテルだとラウンジはたいてい全席禁煙で、ホテル内のレストランは全部禁煙ですというようなところもあるくらいですから聞かれたことがありません。ウェスティン都ホテル京都のラウンジ内に仕切りはありませんので案の定煙が流れてきました。今日は京都ロイヤルホテル&スパのレストランでビュッフェランチをいただきましたが、仕切りのない空間に喫煙席と禁煙席を設定していただけだったので料理を並べているスペースにも煙が流れてきました。

さらに路上喫煙は伏流煙の害に加えて、すれちがう通行人に熱傷を負わせる危険もありますのでどんどん取り締まって罰金を取っていただきたいものです。喫煙者の方にはできることなら禁煙していただきたいところですが、喫煙するにしてもマナーを守り、自宅など自分のプライベートの空間で喫煙していただきたいと思います。

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