Archive for the '医者の生活' Category

6月 03 2012

人間ドックふたたび

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昨日、1年ぶりに人間ドックに出かけてきました。この1年間の間に健康保険が共済にかわったためか、検査項目がさらに充実しでおりました。さらに検診施設で勤務する友人に助言を受け、いくつかのオプションを追加しておきました。

今回は人生初の胃カメラに挑戦しました。消化器外科医をしておりますので患者さんにしばしばお勧めする検査ではありますが、自分が受けるとかなり苦しい検査でした。嘔吐反射が強いものですから、途中で何度も吐きそうになりましたが吐くものもなく、おえおえというばかりでした。

昨年胃透視をうけて異常なしだったので、大きな病気はないだろうと思っておりましたが、今年のドックでは胃透視から胃カメラへの変更が可能となり(健康保険が変わると福利厚生も変わるようです)、胃カメラにチャレンジすることにしました。私の父親が胃潰瘍の既往があり、ピロリ菌の除菌もしておりましたので自分が感染している可能性もあると考えていました。念のため友人の勧めに従い、抗ピロリ菌抗体の検査もオプションで追加いたしました。自分にとってもピロリ菌感染による慢性胃炎→胃癌は避けたいところですし、自分が感染していれば子どもたちにも感染するリスクがありますので(ピロリ菌の持続感染は5歳くらいまでに完成するそうです)、ぜひ一度は調べておくべきだと思いました。

胃カメラは幸い異常なく、あっさり終わりました。吐きそうになりながら見ていましたが、我ながらきれいな胃粘膜でした。よかったです。ピロリ菌抗体の検査結果は後日判明します。

そのほか、呼吸機能、負荷心電図、眼圧、眼底撮影などが今年新たに追加になった項目でした。健康保険が変わったためか、自分の年齢のためかわかりませんが、、、

さらに乳癌検診(エコー)と子宮癌検診を自分でオプションでつけたため、それなりの出費にはなりましたが自分と家族の健康に投資することは必要なことだと思っています。午前中いっぱいで検査も終わり、施設内のレストランでおいしい昼食をいただいて帰りました。

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3月 27 2012

小指の握力

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最近自分に不足していると実感したものの一つに握力があります。

エネルギーデバイス(要するに組織を焼灼して止血しつつ切離していく道具です)で、握りこんで作動させるものがあります。構造的に私の手には大きく、大きい道具を最後まで「ぐわし」と握りこむのは相当負担がかかります。自動吻合器も握りこんでfireします。

実は指1本1本の握力を鍛える器械があって、これを時々握っています。小指の握力がとても弱いので、本来力点として一番パワーがかかるべきデバイスの後端に力が加わりにくいのだと思ってます。

私は3歳でピアノを始め、大学受験を控えた18歳まで続けていたのですが、ピアノにとっても小指は大変重要でした。一番高音のメロディーを聞かせたいところを右手の小指が担うことが多く、静かにコントロールすべき低音を左の小指が担うのです。

地道に鍛えるしかありません。もちろん握力が必要な場面は手術全体のごく一部ですが、重要な局面であることには違いなく、いつもフルパワーで頑張っております。

以前消化器外科学会で「外科医の手プロジェクト」といって外科医の手の大きさや握力などを測定してデータを取っていましたが、その後どうなったのでしょうか。。。誰か、力のいらないデバイスを開発してくれないものでしょうか。

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2月 29 2012

スイミングスクール

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上の子が3歳になったのでスイミングスクールに通わせることにしました。習い事もいろいろ考えましたが、やはり体力作りが基本かと思います。私自身は3歳でスイミングとピアノを始めました。どちらもものになったとは言い難いですが、、、、
子どもの習い事を始めて、週に1回連れて行くだけで大変だということがわかりました。

近所のスイミングスクールなので、同業者によくお目にかかります。子どもたちを泳がせている間、英語の論文を読んでいる先生もいてさすがだなと思います。私は下の子を連れており、すぐに退屈がってぐずるのでじっとさせているだけで精いっぱいです。

30分体操し、1時間泳いできます。もちろんまだ一番初心者のクラスなので歩いてプールを行ったり来たり、輪をくぐったり、プールの底のものを拾ったりといった内容です。水泳の技術ももちろんですが、家とも保育園とも違う環境で揉まれてくるのもよいかな、と考えています。

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2月 12 2012

貴重な休日

久しぶりに家族全員完全オフの日だったので(2月は11日のみ!)、私も朝活以外一切仕事や勉強をやめて子どもたちとお出かけをしました。行先をいろいろ考えて、琵琶湖博物館に行ってビワコオオナマズを見に行くことにしました。

湖西道路が混んでいてちょっと時間がかかりましたが、道の駅で休憩して買い物をしたり、琵琶湖を眺めたりしながらのんびり行きました。子どもたちの目から見ると琵琶湖はとても大きくて「海!」に見えるようで、大興奮でした。

琵琶湖博物館ではナマズやフナをデザインした500円硬貨でお釣りをくれるので、これに夫が興奮しておおはしゃぎでした。県ごとにデザインされた500円硬貨を発行しているのだそうです。

ディスカバリールームという子ども向けの部屋で、小さな水槽にいる魚を見たり、浜辺の模型を見たりしました。また、大きなザリガニの模型があって、おなかのところにもぐりこむと、中にはザリガニのハサミを動かすハンドルがついていて、前にぶら下がっている小魚やオタマジャクシをはさむことができるのです。

picture_zarigani1.JPG

こんな感じです。

picturezarigani2.JPG

長い鉗子でものをつかむ感覚?ちょっとlaparoscopicです。

今度は私が興奮して、この部屋で遊びまわった挙句に購入したチケットをなくしてしまいました。

そのあと、水族展示室でオオナマズやフナを見ました。地味で、同じ色調の魚ばかりでしたが、、、、オオナマズはなかなかキュートです。イチモンジタナゴという魚は琵琶湖ではほとんど絶滅しかかっているのですが、なんと我が家のご近所の平安神宮の庭の池に生息しているのだそうです。疏水の水を引いているので、一緒に流されてきたようです。ほかにも平安神宮の池には琵琶湖の生物が結構いるらしいので、また今度見に行ってみようと思います。年末に行ったときにはそういう目で見なかったので気づきませんでした。

館内のレストランで食事をして、売店でお買い物をしたらそこそこいい時間になってきました。館内を全部見ることはできませんでしたが、子どもたちも眠そうなので帰ることにしました。子連れにはなかなかよいスポットでした。

帰宅して、インターネットのニュースを見ていたら高島市の国道161号線で追い越しによる交通事故で母子3人が死亡!というショッキングなニュースを見つけました。私たちはちょうど同じ時間帯に同じ161号線で大津市内を走行中で、他人事ではない感じでショックを受けました。子ども連れの時は安全第一で気をつけよう、と夫と話し合いましたが、妻と子どもたちを自分の運転で亡くしてしまったお父さんの気持ちを考えると心が痛むニュースでした。

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1月 10 2012

優雅な有職マダム

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毎日毎日いろいろやらなければならないことがあって、考えてみるとなかなか自分の洋服を購入する暇がありませんでした。産後の体型の時に購入したデニムパンツを最近まではいていたり(サイズ大!)、マタニティ用のセーター(丈が長くて暖かい)やママコート(前や後ろに共布をファスナーで着脱できて、子どもをだっこしたりおんぶしたりしながらその上から羽織ることができます)を着ていたりとなんだか全然オシャレじゃない状態です。子どもたちはどんどんサイズが大きくなりますし、保育園で何度も着替えるので必要に迫られて大量に洋服を購入していますが、自分は「裸でなければいい?」とまでは言いませんが何も考えずに手元にある服を着ております。靴もぬぎはきのしやすいペタンコの靴ばかり。

ただ、くだんのデニムパンツがとうとうお正月に破れてしまいましたので、自分でもそろそろ「ましな服」を買わなければならないと思い立ちました。体型もせっかく産前の状態に戻ったので、気合を入れて服を買いに行くことにしました。単体で買っても自分でコーディネートする能力も時間もないので、店員さん(後で店長さんと知りました)にいろいろ相談して何度も試着しながら結局大量に購入しました。何年かぶりにブーツも購入しました。向こう3年間は冬物の購入はほとんど不要と思われます。

服をおしゃれにすると靴もおしゃれでなければなりませんし、コートもバッグもお化粧も、ということになります。結構大変です。ただでさえ朝の5分10分は貴重なので、楽な方に流れてしまいそうです。目標は「優雅な有職マダム」ですが、現状はまだまだほど遠いです。

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1月 08 2012

咳の季節

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今年に入って気温が低いせいか、本格的な咳シーズンに入ったような気がします。特に寝入りばなの咳には消耗させられます。

手術前には気管支拡張剤を予防的に吸入して用心します。手術の時の電気メスの煙が咳を誘発することがあるからです。体調が悪い時は止まらなくなります。仕事にも支障をきたすので、早めに対応しなければなりません。

咳の発作にまいってしまい、しばらくご無沙汰していた呼吸器内科を受診してきました。もちろん指示通りに毎日吸入ステロイドを吸入していたのですが、風邪もひかないのに年明けごろから急に乾燥した咳が出るようになってきたのです。いつもは風邪をひいた後に咳が止まらなくなるのに、今回は風邪もひかないのにいきなりの咳なので、もしや喘息が急に悪くなったのではないかと心配になったからです。

勤務時間中に受診するのはどうかとも思いますが、幸いお昼ごろに呼んでもらえました。特別喘息が悪くなっているということではなく、波がある病気なのでこんなものだということでした。ただ、この咳を止めるためにはステロイドを飲むように言われました。プレドニンを1日20mgです。咳が止まるまで最低2日は飲むように言われました。前にも1度飲んだことがありますが劇的に効いて驚いたことがあります。でもステロイドというのはあまり飲みたくない薬です。今回も何とか早く治したいものです。

診察のあと、臨床試験に入っていただけませんかと打診されました。いつもは自分が患者さんに臨床試験に入っていただけませんかとお願いする側ですし、まさに今新しい臨床試験の計画を作成している最中の私なのですが、今回はお願いされる立場になったのです。お断りする理由もないので、了承いたしました。

別室で呼吸器内科の大学院生が親切にいろいろと説明をしてくれました。手渡された説明書には「重症喘息患者におけるステロイド低感受性の機序についての研究」と書いてありました。私は「重症」喘息患者だったのか?と小さな驚きを感じつつ説明を聞きました。患者の側になるとささいなことが気になるものです。

追加の採血などは必要なく、初診時に採取した血液と喀痰のサンプルを利用するので、今回は呼吸機能検査を再検するだけでした。初診時よりも○○と●●の値が改善しているので、ステロイドの効果があるのではないかと説明されました。

ただ、私にとってはステロイド吸入が咳を止める、あるいは予防する効果があるかどこのうかが重要なのであって、呼吸機能の数値の改善にはあまり意味がないように思いました。数値がよくなってもピンときません。咳を何とかしてほしいというのが私の希望です。ステロイド以外によい薬はできないものでしょうか。

ステロイドを飲み始め、咳はかなりましになりました。早くおさまってほしいです。

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10月 10 2011

夏休み

遅めの夏休みに小浜島に行ってきました。私はもともとダイバーで、沖縄の離島巡りが大好きだったのですが、第一子妊娠後はもちろん遠出が出来ず、年子で出産した第二子が2歳になったのでこのような大冒険を試みました。

自宅から京都駅までタクシーで、京都駅から関西空港まで特急はるかに乗って、関西空港から石垣空港までJTAの直行便に乗って、 石垣空港からフェリーターミナルまでタクシーに乗って、石垣港から小浜港まで高速船で、港からホテルまでは送迎バスで、、、、まあそれなりに遠い道のりでした。

独身の時は全く平気だったのですが、子ども連れだととても大変です。荷物は先に宅配で送っておいて最低限にしておいたはずですが、それでも子どもたちふたりというのが最大の「手荷物」でした。おとなしくしているはずもなく、、、、周りの皆さん、すみませんでした。。。

小浜島でマングローブの近くを歩いていて、鳥が食べたと思われるカニの殻が落ちていたのがとても印象的だったようで(生きているカニを見たときよりも)、そのカニの話ばかりしています。何に興味を持つかは全く予測できないものです。

貝殻をいくつか拾って帰ったので、家で図鑑で調べてみると何種類かは名前が判明しました。私のダイバー時代の図鑑はもちろん大人用の図鑑なのですが、上の子はいたく気に入ってカニや貝のページをめくっています。

ダイビングをした後は、海中で見た魚をログブックに記録するのが夜の楽しみ(もちろん泡盛を飲みながら)ですが、 子連れでダイビングはまだまだ先の話です。しばらくは子どもの成長に合わせた海の楽しみ方を考えなければなりません。

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9月 21 2011

台風と警報

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昨日から台風の接近について気にしていたのですが、今朝起きてみるとまだ音も静かでした。京都にも午後には最接近と聞いていたので、今日は午後から警報が出るかと思ってTVをつけると、なんとすでに大雨・洪水・強風警報が出ていました。

台風の被害の大きい地域の方には申し訳ありませんが、京都の私の自宅付近はまだほとんど風もなく、雨はそこそこ、というくらいでした。 警報というにはたいしたことがない・・・

しかし、暴風警報が出ている間は保育園が休園になりますので、私が出勤するためにはすぐに対策をとらなければなりません。結局ベビーシッターさんに来てもらうことにしました。非常に助かりました。ベビーシッターさんが無理なときは、ベビーシッター会社の保育ルームにつれていくこともできるという情報を得ました。ひとつ選択肢が増えました。

まあ色々リスク管理が必要です。台風が来るのはわかっていたので、昨日のうちに段取りをしておいても良かったのかもしれません。しかし、警報が出るかどうかは当日になってみないとわかりません。判断の難しいところです。

私は本日は午前中外勤日だったので昼過ぎに一旦帰宅してベビーシッターさんと交代しました。子どもたちに昼食を食べさせて、昼寝をさせるという重労働のあとです。また夕方から出勤しますので夕方のベビーシッターさんに引き継ぎます。

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7月 26 2011

回転性めまい

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先週末、夜中に頭を左向けに起こすと部屋がグルグルとまわるという現象に出くわしました。アルコールのせいかなとも思いましたが、飲んでから1日はたっているし、そんなはずはないと思って寝てしまいました。

朝起きて冷静に考えると、これは良性発作性頭位めまいであろうという結論に達しました。7年くらい前にも同じような症状になって、1,2週間で治ったというエピソードがあります。近所の開業医に行ったら、もっと大きな病院で見てもらえと言われて仕方なく近所の京大病院を受診したものです。

治療法はめまいがする方向に頭を向けることを繰り返す、というやや自虐的な方法しかなく、横になって安全な状態でグルグルと頭を回してみました。立った状態でグルグル回して目が回ると危ないからです。しかし、横になっているからと言って、やはり部屋がグルグルまわる感覚は気分がいいものではありません。

グルグル頭を回しているとだんだんマシになってきて、今は症状がほぼなくなりました。それでも、仕事中に目が回ったら困ります。繊細な作業をしていることもありますので。念の為に耳鼻科を受診しておこうと思います。

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7月 12 2011

発想の転換と創意工夫(?)

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発想の転換というほどの大げさなことではありませんが、ずっと思い込んでいた既成概念というものは外から指摘されないと自分ではなかなか気づかないものです。

ただいま朝5時30分。夕食の準備をしながらこれを書いています。圧力鍋がミネストローネを調理してくれています(この圧力鍋というのは、火を消してからも調理が進行するので、台所から離れていてもよく、特に子どもが小さいうちは重宝します)。

私の母親は専業主婦であり、家族の帰宅に合わせて夕食を準備しているのが常で、夕方に夕食の準備をするものと私も刷り込まれていました。しかし、最近になって、インタビューした女性医師の多くが朝に夕食の準備をしていると答えているのを聞いて、なるほどと思いました。聞いてみれば当たり前のことなのですが、自分では仕事が終わって家に帰ってから夕食の準備をするものと思い込んでいました。

もちろんすべてのメニューを毎日朝に用意できるわけではないでしょうが、朝に一品でも二品でも用意できていたら帰ってから夕食までの時間を短縮できるでしょう。もっとも、子どもが小さくて夜に何度も起きていた間は少しでも長く寝ていたいという状況でした。うちも少し子どもたちが成長して夜に私を起こさなくなってきたというのがあると思います。

先日、大学時代の友人(小児科医)に久々に会ったのですが、やはり朝に夕食の用意をしていると話していました。例えば、味噌汁の準備をするのに、味噌や青物を入れる手前まで作っておいて、帰宅してから完成させると、まあそれなりに工夫しているわけです(私も同様の方法をとっています)。なるべく味噌や青物は食べる直前に調理したほうが良いですから、、、味のほうも考えているということでしょう。ただ、夫に夕食を託さなければならない場合は、そのような直前の調整までしてもらえるわけではないので、味は二の次になってもすぐに食べられるように完成させておくそうです。日々の生活において、工夫と妥協は重要です。

ただ、この季節は食中毒が心配ですので、できれば直前に調理したほうがよいのは間違いありません。私もなるべく朝早くに作って冷ましてから冷蔵庫に入れてから出勤するようにしています。そしてもちろん食べる前に再度加熱します。

本当は夜早く寝ないとこの早朝調理はしんどいのですが、ここのところ学会の準備などで夜も遅く、睡眠時間が削られているので今日こそは早く就寝したいと思っています。

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