8月
25
2010
労働政策研究報告書を読んでいると、くるみん(次世代認定マーク)なるものが出てきたので何かと思って調べてみました。
次世代育成支援対策推進法により、事業主が従業員の子育て支援のための行動計画を策定・実施し、その結果が一定の要件を満たす場合に、厚生労働大臣の認定を受けることができます。認定を受けると、認定マークを商品等につけることができるのだそうです。そのマークの愛称がくるみんなのだそうです。
はじめて知りました。見たことのないマークです。平成19年に決定したので3年以上前からあるマークなんですね。
厚生労働大臣が認定するんだったら、病院も取得を義務付けたらいいのにと思いました。くるみん取得病院は診療報酬がアップするとか。病院は次々に認定を受けようと画策し、様々な育児支援を打ち出し、くるみん取得病院に若手医師が殺到して医師過剰になり病院が嬉しい悲鳴を上げる・・・そういう効果があればいいのですが、今のところ残念ながら私の妄想です。
マークとか認証とか、どれくらいの費用対効果があるんでしょうか?何らかのインセンティブがないとわざわざ取得しようとは思いませんよね。
8月
05
2010
平成22年上半期の児童虐待の検挙件数と検挙人数はそれぞれ前年同期比15.3%、20.6%増の181件199人で、統計を取り始めた平成12年以降最多になったと報道されています。被害児童の数も187人と最多で、死亡児童数は18人で前年同期を大幅に上回ってしまいました。
子ども手当より何よりもこの問題を何とかするのが先なんじゃないでしょうか。
先日は母親ばかりを責めても問題は解決しないと述べましたが、実のところはとても切ない気持ちでいます。そもそも閉じ込められて餓死というのはあまりにもひどい死に方です。しかも自分の母親にそんな目にあわされるとは。
冷蔵庫の中に子どもたちの手の跡があったとか、あまりの苦しさにインターホンに手をかけて落としてしまったとか、聞けば聞くほど胸を締め付けられるような事件です。
子どもを持つ親としてはやりきれないニュースです。私の配偶者はこのニュースに関してはあまりにもつらすぎてまともに新聞を読んだりニュースを聞いたりできないと申しておりました。育児は確かに大変ですし、毎日同じことの繰り返しで逃げたくなることもあるだろうと思います。しかし、逃げ出したいと心のなかで思うことと、実際に放棄してしまうことの間には天と地ほどの差があります。
この種の犯罪の厳罰化と警察など国家権力の介入くらいしか解決策が思いつきません。今回の大阪市の事件でも何ヶ月も前から通報があったにもかかわらず結局子どもたちを救出することができませんでした。こども相談センターの職員らが5回にわたって家庭訪問したといいますが、多分そんなのではゆるすぎるのでしょう。
ぎりぎりのところにいる子どもたちの命を救うためにはある程度の誤認逮捕が生じてもやむを得ないというくらい積極的に介入しなければならないと思います。
それは最低限のセーフティーネットのために我々が受け入れるべきリスクではないでしょうか。
8月
03
2010
最近幼児の虐待やネグレクトの話題が多いと感じています。最近も若い母親が1歳と3歳の子どもをマンションの1室に閉じ込めて出かけてしまい、死なせてしまった事件がショッキングなニュースとして流れていました。
昨日私は子どもを予防接種に連れていったかかりつけの診療所のTVでそのニュースの続報を目にしました。
子どもが病気にならないよう、ひもじい思いをしないよう、少しでも快適に過ごせるようにいろいろ心配りをするのが親の仕事なのに、といたたまれない思いでした。
しかしながら、こういう事件の際、母親の責任を問うばかりで父親の存在が希薄すぎるのではないかと感じます。父親は(たとえ離婚して離れて暮らしていても)子どもたちがきちんと生活できるように配慮するべきです。特に経済的なサポートは重要です。
母親がひとりで出来ることには限界があります。医師というライセンスを持っていても、子持ちではなかなか常勤で働くことは難しいのが現状です。 普通の若い母親が働きながら子どもをひとりで育てるのは極めて困難な社会であり、現実逃避をしたくなることもあるのではないかと推察します。ただ、それを何とか踏みとどまらせなければなりません。
そのためには父親は当然ですが,さらに祖父母や、保育園や、地域社会のサポートが必要です。育児そのものもたいへんです。子どもはなかなか自分の思うとおりには動いてくれませんし、自分のやりたいこともなかなかできなくなり、ついイライラすることもあります。また、育児が社会的に評価されることはほとんどなく(父親が育児に参加するとえらいねと言われるのですが母親の場合は当たり前)、母親がひとりで子どもと向き合い続けるのは大変だと思います。
私が子どもを持って感じることは、この社会は子どもを育てるのに全くやさしくない社会であるということです。ネグレクトや虐待を許してはなりませんが、母親を責めるだけでは物事は解決しないと考えています。
子どもを救出するためには直接的には警察による強制介入が必要でしょうが、まず何よりもみんなで子どもとその両親を暖かく見守るような社会のあり方が重要だと思います。
自分が社会の一員として役に立っているという誇りと、同時に社会からサポートされているという気持ちが母親の心の支えになると考えています。実際に虐待やネグレクトという悲しい事態を防ぐ根本的な方法ではないでしょうか。
7月
21
2010
久々に洗濯機を洗濯しようと専用の洗剤を放り込んで洗濯をはじめてしばらくすると、なんと、こびりついていたゴミがたくさん出てきました。よしよし、と思ってしばらくするとあまりのゴミの多さに排水口がつまってしまい、大パニックになりました。
我が家で毎日フル回転、一番の働き者の乾燥機付きドラム式洗濯機はうちの生命線にも等しいからです。 夏の暑い時にタオルやら着替えやら、山盛りです。
サービスセンターに電話すると3日後まで修理に来てくれないということで大騒ぎです。3日間どうやって着るものを確保するか・・・手洗いか、コインランドリーか・・・ こまめに洗濯機をきれいにして置かなかった私が悪いのは重々承知していますが、洗濯機にはあまり空き時間もなく動いていましたし、毎日使うもののメンテナンスに3日もかかるというメーカーの怠慢を恨んでみたり・・・
仕事をする上で高機能家電は重要です。他に貴重なのは食洗機でしょうか。
それにしても本日の洗濯どうしましょう・・・
6月
08
2010
京都では手足口病が流行しています。もともと夏に多い感染症で、乳幼児によくみられるありきたりの病気です。
手のひら、足の裏、口内に水疱が発生することから手足口病というのですが、英語でもHand-Foot-Mouth diseaseといいます。口蹄疫と同じような病名ですが、ウィルスは別のものです(家畜感染症の口蹄疫はヒトには感染しません)。
原因となるウイルスに、コクサッキーウイルスA16やエンテロウイルス71などがあります。京都でも、他のウィルスよりも急性脳炎など中枢神経系の合併症を引き起こす割合が高いといわれるエンテロウイルス71が分離されています。まあ、夏風邪のようにありふれた病気ではあるものの、場合によっては重症化するので子どもが手足口病になった場合は神経質にならない程度に観察しておく必要があるということですね。
発症初期に38度前後の発熱を伴うことが1/2 ~1/3 程度にみられますが、殆どの場合経過観察するのみで十分です。
夏には夏の、冬には冬の感染症が流行します。子どもたちはいろいろな感染症にかかりながら免疫力が鍛えられていくのでしょう。基本的にウィルス疾患に劇的に効く薬はないので、安静と対症療法で乗り切るしかありません。
5月
22
2010
この4月から公立の高等学校の授業料が無料化されたようです。ようです、というのは私の周囲に高校生がいないから全く実感がないことと、少しひねくれた気分だからです。
個人的には一律の高校無料化には反対です。奨学金制度の充実、という教育レベルの向上を図る形で学資援助を行っていただきたいと思います。真面目に勉強する学生、特に優秀な学生にインセンティブを持たせるような形にして欲しいのです。
一方、我が家では子どもふたりの保育料が合計で月額11万2000円なので、家計をかなり圧迫しています。私の収入など吹っ飛びます(私が働きに出ないで専業主婦になった方が家計的にはよいのです)。他にもベビーシッターや病児保育の費用もかかりますし・・・私には働くなと言うことなのでしょうか。
保育料はあくまで保育料であって教育費ではない、ということは重々承知の上で言いますが、、大学の授業料なみの金額を支払っているわけです。 もちろん、小さい子どもの保育には人員も設備も必要ですからお金がかかるのは当然ですが、バランスの問題です。高校の授業料が無料になる一方で2人分の保育料が11万2000円?
ちょっとバランスが悪すぎますよね。この金額は京都市が決めているのですが、国が保育所をもっと充実させ費用面でも助成すると決めれば京都市もそういう方向に動かざるをえないでしょう。
幼稚園や保育園を充実させることは少子化対策の一環にもなると思います。子ども手当のようなバラマキではなく、まとまったお金として投入すべき先はまだまだあるのではないでしょうか。
4月
04
2010
4月になりました。ポリオワクチンの季節です。
全国的に同じなのかどうかは知りませんが、京都では4月と10月に保健所でポリオワクチンの接種が行われています。
日本では弱毒生ワクチンが使用されています。したがって、ポリオワクチンを飲んだ子どもがポリオを発症することもまれですがおこりえます。また、先日体調不良で定期接種の時にポリオワクチンを接種できなかった子どもが、周囲の子どもたちの便由来と思われるポリオに感染して発症したという報道がありました。
海外では野生株を不活化したワクチンが用いられますので、ワクチンによってポリオにかかることはありません。
現在、三種混合ワクチンと不活化ポリオワクチンを合わせた混合ワクチンの開発中だそうです。数種類のワクチンが混合になると、それだけ接種回数が減りますので提供する側も、接種される側も負担が減ります。そもそも生ワクチンだと4週間次のワクチンを接種することができません(不活化ワクチンだと1週間で次のワクチンを受けられる)。
子どもが生まれると、母親はどういうスケジュールでワクチンを接種していくかカレンダーとにらめっこになります。BCG、3種混合、ポリオ、、、ヒブ、、、
風邪をひいて熱を出せば再調整が必要です。保健所で接種するBCGやポリオは日程が少ないのでうまく体調を整えられるか気を使います。
(在住する区の保健所の日程で受けられなかった場合、京都市内の別の区の保健所の日程でも受けることが可能だそうです。)
海外では三種混合+不活化ポリオワクチンにヒブワクチンを加えた混合ワクチンが開発されています。ヒブワクチンと三種混合ワクチンは接種タイミングが同じで、日本でも現在同日接種が可能とされていますが、混ぜて打つことができないので左右の腕に別々に打たなければなりません。
子どもやその親たちの利便性も考え、科学的に安全で効果のあるワクチンを提供するように戦略を練ってほしいと思います。
9月
25
2009
以前四条河原町から烏丸の間の地下通路から地上につながるエレベーターがないと述べました。
先日阪急河原町駅で地上から駅のホームへバリアフリーで行くことのできる「バリアフリー経路」を発見しました。
地上からコンコースを経てホームに至る経路のうち、バリアフリーで行けるのは、
四条河原町の交差点の北東の角にあるコトクロスのエレベーター
↓
出口3 コトクロス阪急河原町口
↓
東改札口
↓
エレベーター
↓
ホーム
知らないとなかなか難しいと思います。
普通に歩ける人にとってはエスカレーターがあればいいと思いますが、やはりバリアフリーといえばエレベーターです。
河原町駅の改札からホームに至るエレベーターのドアには、京都市や京都府の援助を受けて設置されたという記載があります。一企業の施設ではありますが、公共性が高いということでしょう。
エレベーターやリフトがなくても駅員さんに頼めば昇降を手伝ってくれるでしょうが、できるだけ自分で何とかしたいという人がほとんどだと思います。
多少税金がかかってもできるだけ多くの施設をバリアフリー化するべきです。特に公共性が高いところから順に進めていただいて、今後建設する建物については基本的に最初からバリアフリー設計にしておくのが良いと思います。
9月
14
2009
保育所に子どもを入れるためには「保育に欠ける」状況がなければなりません。
保育に欠けるって何でしょう?
①居宅外労働
②居宅内労働
③母親の出産(出産予定2か月前から出産後2か月)
④保護者の疾病など
⑤病院の介護など
⑥災害の復旧
⑦その他市長が①~⑥に類すると認める状態
児童の保護者いずれもが上記①から⑦のいずれかの事情に該当し、児童を保育できない場合だそうです。
今、「子ども手当」が話題になっています。中学卒業までの子どもに月額2万6000円を支給するというものです。結構まとまった額になりますね。
それでも、お金はばらまくのではなく、まとめて使ってこそ役に立つこともあると私は思っています。
そもそも、「保育に欠けない」子どもってどうして預けられないんでしょうか?どうして社会の仕組みが、母親が24時間365時間子どもをみることを前提としているのでしょうか?
もう少し気軽に子どもを預けられるような施設が増えても良いのではないかと思います。認可保育園のような厳しい条件を緩和して、子ども向けのデイサービスみたいな施設があれば良いと思います。
廃校になった小学校の建物や、シャッター通りになってしまった商店街の空き店舗など既存の建物を利用するようなお金のかからない保育・託児施設を検討してみてはいかがでしょうか。
育児は長丁場です。
「保育に欠ける」なんておどろおどろしい大げさな条件を満たさなくても子どもを預かってもらえるようになると、子育てももう少し楽しくて気楽にできるようになるのではないかと思います。
9月
06
2009
世の中には様々な紙オムツがあります。
赤ちゃん用はもちろん、成人用、また最近ではペット用まで。
成人用のオムツのTVCMが増えてきたのは、社会の高齢化により介護用の需要が増えたからでしょう。対して、赤ちゃん用のCMは減ったような気がします。実際、薬局でも成人用のオムツは扱っていても、赤ちゃん用のオムツはおいていないことが多くなりました。
赤ちゃん用は新生児用からS、M、L、Bigとサイズもいろいろ、普通のオムツにはかせるパンツタイプなど種類も多くて品ぞろえが大変なのかもしれませんが、赤ちゃんの数自体も減っているからでしょうね。
少子化を語る時、合計特殊出生率(一人の女性が一生に産む子どもの数)を指標にしますが、ここ数年は1.3前後で推移しています。
団塊ジュニア世代(まさに私)が出産適齢期から外れつつあるので、出生数は減る可能性が高いと思われます。ベビー用品より介護用品、下手をするとペット用品のほうが市場が大きくなるかもしれません。
ところで、日本の紙オムツはとてもよくできていて布オムツよりもかぶれにくいという皮膚科の先生もおられるくらいです。どちらにしてもこまめに交換することが重要でしょうけど(濡れたらどっちも気持ちが悪いと思う)。
どちらも一長一短で、母親が好きなほうを選べばよいと思いますが、どうかなと思うのは、保育園で「布オムツ指定」のところが結構あることです。全国的にそうなのかは知りませんが、少なくとも京都ではそうなんです。
保育園から持って帰った汚れたオムツを捨てるだけ(紙オムツ)か洗濯して干してたたむ(布オムツ)か、結構な労力の差があるように思います。世の中紙オムツがほとんどという時代に、よりにもよって多忙な母親が布オムツというのは大変なのではないかと推察します(布オムツのレンタルもあり、その場合は業者が引き取りにきて洗濯して持ってきてくれるのだそうです)。母親自身の主義で布オムツにするならよいのですが・・・
外科医的な考察をすると、褥創にはガーゼより穴あきポリ袋をかぶせた紙オムツを貼付する(滲出液が多い時は紙オムツだけのことも)ほうがよいので、創がある時は布オムツより紙オムツのほうがよさそうです。
そこから推察するに、少なくともオムツかぶれなど上皮の欠損がある時は布オムツより紙オムツのほうがいいのかな、と思います。 皮膚が正常ならどっちでもいいでしょう。
楽なほうでいいんじゃないの、と私なら思ってしまいますが・・・(とても面倒くさがりなもので)